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マイケル・J・フォックス、独で生涯功労賞を受賞

2011年2月7日
2月5日、ドイツ・ベルリンで開催されたゴールデン・カメラ賞で、俳優マイケル・J・フォックスが生涯功労賞を受賞した。

今年で46回目を迎えたゴールデン・カメラ賞はドイツの最も権威のある賞の一つ。映画、テレビ、音楽で活躍する芸能人を称える。マイケル・J・フォックスが今回受賞した生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)は、生涯にわたって国際的に大きな影響力を与えてきた人たちに贈られる賞で、過去には、クリント・イーストウッド、ロバート・デニーロ、ジャック・ニコルソンら、ハリウッドの蒼々たる俳優たちが受賞してきている。今回の受賞で、マイケルもそういったトップスターと肩を並べることになった。

マイケルは、1980年代にアメリカで大ヒットしたコメディ・シリーズ「ファミリータイズ」のアレックス役で一躍有名になり、エミー賞とゴールデン・グローブ賞をも獲得。このテレビシリーズで有名になった彼は、1985年スティーヴン・スピルバーグが監督する「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に主演し大ブレイク。その後、数々のハリウッド映画に出演した。

さらに、マイケルは1996年に自分の出発点であるTV界にカムバック。2002年まで放送された大ヒットコメディ・シリーズ「スピン・シティ」で主演と制作を務め、3年連続でゴールデン・グローブ賞を受賞するなど輝かしい活躍を収めた。

俳優として活躍を続ける一方で、マイケルは1991年にパーキンソン病と診断される。彼はそれを隠しながら7年にわたって活動を続けるが、1998年、遂に自分の病気について公表。その後、パーキンソン病の治療と病気に対する認知度を高めるために財団を設立するなど、精力的な活動を続けている。

また、マイケルはこれまでに3冊の著書を執筆。病気との闘い、病気に対する姿勢、家族愛などについて書き、多くの人に感動を与えてきた。今回の受賞は、彼の俳優としての活躍だけではなく、パーキンソン病に対する一連の活動を称賛したものである。

マイケルは現在、パーキンソン病の治療を続けながら、人気リーガルドラマ「グッド・ワイフ」にゲスト出演するなど、俳優としても元気に活動を続けている。彼の更なる活躍に期待したい。
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