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訴訟を起こすと息巻くチャーリー・シーン、Twitterでも徹底抗戦の構え

2011年3月2日
チャーリー・シーンが、人気海外ドラマ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」の放送局と制作会社を法的に訴える準備を進めていると報じられている。

「ハーパー★ボーイズ」は今シーズン16話まで収録された後、チャーリーの緊急入院、およびそれに続くリハビリ療養により、撮影が中断。2月末にはチャーリーが復帰し、残り8話が収録される予定だった。

しかし、チャーリーがさまざまなメディアを通して、番組クリエーター、チャック・ローリーに対する侮蔑的な発言を繰り返していることを受け、放送局のCBSと制作会社のワーナー・ブラザーズは「今の状態ではよい作品を撮れない」と、今シーズン残りのエピソードの制作を中止すると発表した。

米ニューヨーク・ポストによると、これに対してチャーリーは、CBSとワーナー・ブラザーズ、そしてチャックを相手取り、キャンセルした8話分と、まだ撮影が行われていないシーズン9の出演料、および慰謝料3億2000万ドル(約260億円)を支払うよう求める訴訟を起こす準備を進めているという。

情報筋によると、チャックに激怒したチャーリーは復讐に燃えているらしい。彼はラジオやテレビに出演しては、自分の正当性を主張している。チャーリーは、「私生活がどんなに荒れていようと、撮影はスケジュール通りにこなしており、良い仕事をしてきた」と発言。これに対して、チャーリーとコカイン乱交パーティーをしたというあるポルノ女優も、「泥酔状態だったのに、時間がくると何事もなかったように仕事に行くので驚いた」という旨の証言をしている。

しかし、忍耐強くチャーリーを支えてきたCBSとワーナー・ブラザーズも、度重なるトラブルについに堪忍袋の緒が切れてしまったようだ。米 Radar Onlineは、チャーリーが「ハーパー★ボーイズ」撮影所の立ち入り禁止を申し渡されたと報道。チャーリーは同サイトの取材に応じ、「ワーナーの社長は、『ハーパー★ボーイズ』は君の番組だっていつも言っているのに。まあ、いいさ。水曜日(3月2日)以降、ワーナー・ブラザーズはチャーリー・ブラザーズに社名変更するだろうから」と、痛烈な皮肉で法的手段に出ることをほのめかした。

ここまでチャーリーが強気なのは、「ハーパー★ボーイズ」の視聴率が相変わらず好調で、番組が大金を生み出しているため。「ハーパー★ボーイズ」は、 2009-10年シーズンに、1億5500万ドル(約130億円)の利益・収益を上げており、今後数年にわたり、ワーナー・ブラザーズTVは、再放送権料でも6億ドル(約490億円)を得るだろうと言われている。

泥沼化しそうなこの争いは、決着まで長期化する可能性が強く、「ハーパー★ボーイズ」はこのまま放送を終了してしまうのではと懸念する声もあがっている。また、この一連の騒動で、長年チャーリーの広報を担当してきたパブリシストが辞任。それでも、チャーリーは「Unemployed Winner(失業中の勝ち犬)」とのプロフィールでTwitter(@charliesheen)を始め、「オレに敗北はない」と徹底抗戦の構えだ。
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