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「X Factor」オーディション開始、参加者1万8000人以上集まる

2011年3月29日
音楽オーディション番組「The X Factor」アメリカ版の第1回オーディションが3月27日にて行われた。オーディションには1万8000人以上の参加者が集まった。

「X Factor」は、人気海外オーディション番組「アメリカン・アイドル」の元審査員サイモン・コーウェルが製作総指揮を務める、新たなオーディション番組。応募資格は12歳以上ならば年齢制限なし。楽器の使用も認められ、ソロでもグループでも参加できる。また、優勝者にはソニー・ミュージック社と500万ドル(約4億円)という破格の契約金が用意されている。

年齢制限があり、ソロとして参加しなければいけない「アメリカン・アイドル」と比べると制限が少なく、契約金もTV史上最高額ということで、よりたくさんの実力者を見つけることができると番組側は見込んでいる。

記念すべき「X Factor」第1回オーディションは、ロサンゼルス・アリーナで3月27日に行われた。朝6時半と早い集合時間にもかかわらず、推定で1万8000人以上の参加者が押し寄せ、エグゼクティブ・プロデューサーのロブ・ウェイドを驚かす結果となった。「5千人くらいしか来ないと思っていたから、とても嬉しいよ」とTV Guideに興奮気味に語った。

第1段階の審査は番組スタッフによる審査で、この後マイアミやニューヨークを含む6都市で実施される。

一方、オーディションはすでにスタートしたが、審査員はまだサイモン・コーウェルと大手レコードレーベル、アイランド・デフ・ジャムの元会長、アントニオ ”L.A.” リードしか決まっていない。

残り2人の審査員枠には、「アメリカン・アイドル」元審査員ポーラ・アブドゥルや、歌手でハリウッドセレブのジェシカ・シンプソンなどの豪華スターの名が挙っている。

特にジェシカはここにきて、審査員の有力候補とされている。ジェシカはサイモンとコンタクトを取っていることを認め、もし審査員としてオファーされたら「ぜひ引き受けたい。未来のアーティストを育てることが私の使命だと思う」とWomen’s Wear Dailyに語っている。

ジェシカが最終的に審査員になるかどうかはまだ分からないが、残り2人の審査員が誰になろうと、今候補に挙っている顔ぶれを見れば、大物人物が審査員に指名されるのは間違いないだろう。すでに全米で話題沸騰の「The X Factor」に今後も注目だ。「X Factor」は米FOXにて今年9月から放送開始予定。
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