「glee」「Modern Family」がGLAADコメディ・シリーズ賞受賞

4月10日、第22回GLAADメディア・アワード授賞式が、ニューヨークに続いてロサンゼルスで開催され、「glee/グリー」と「Modern Family」が揃って最優秀TVコメディ・シリーズを受賞した。

GLAADメディア・アワードは、同性愛者の平等な権利の獲得を求めるゲイとレズビアンの同盟であるGLAADが、その活動に貢献したメディア界の作品や人物に贈る賞。去る3月19日、ニューヨークで開催された授賞式では、人気吸血鬼ドラマ「トゥルーブラッド」が最優秀ドラマ・シリーズ賞を獲得していた。

ロサンゼルスの授賞式にて、人気ミュージック・ドラマ「glee」を代表してトロフィーを受け取ったのは、ゲイの生徒カートを演じるクリス・コルファーと、カートの父親を演じるマイク・オマリー。ホーム・コメディ「Modern Family」も、ゲイのミッチェル役で人気のジェシ・タイラー・ファーガソンらキャストがステージに登場して、受賞を喜んだ。

そのほか、最優秀リアリティ番組賞は、ファッション・デザイナー発掘番組「プロジェクト・ランウェイ/NYデザイナーズバトル」が獲得。番組内でHIVをカミングアウトしたモンド・ゲラが、共演者のマイケル・コステロ、プロデューサーのジョナサン・マーレイと共に登壇し、喜びを分かち合った。

さらに、ジム・キャリーとユアン・マクレガー共演で、実在のゲイ・カップルのストーリーを描いた映画「フィリップ、きみを愛してる!」が最優秀映画賞を獲得したほか、メディアでの啓蒙活動の功績を認められた女優クリスティン・チェノウェスが、バンガード・アワードを受賞。

授賞式には、結婚式を演出するリアリティ番組「Tori & Dean: sTORIbook Weddings」に出演、第三子の妊娠を発表して話題を集めているトリ・スペリングとディーン・マクダーモットの夫婦や、セレブが会社の見習い社員となって働くリアリティ番組「Celebrity Apprentice」に出演中のミートローフとマーリー・マトリンらも姿を見せた。

この後、GLAADメディア・アワードは、5月14日にサンフランシスコにて、残りの受賞作品・受賞者を発表する最後の授賞式を開催する予定だ。
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