【インタビュー】「glee」コーリー・モンテース: 「glee」スーパーボウルエピソードの見どころは?

今年2月にアメリカで最も盛り上がるアメフトの試合「スーパーボウル」の放送後に、人気ミュージック海外ドラマ「glee/グリー」のスーパーボウル・エピソードが放送された。そのプロモーションのため、「glee」でグリー部に所属しながらもアメフト部でも活躍するフィン・ハドソンを演じているコーリー・モンテースが米トークショー「Jimmy Kimmel Live」に出演した。

「『glee』はすごい反響を呼んでいる大人気番組だけど、街でファンの子たちにキャーキャー騒がれるのか」とジミーに聞かれると、「自分でも信じられないぐらい声をかけられる」と「glee」の人気ぶりについてコーリーもびっくりしている様子。

【動画】「glee」コーリー・モンテース インタビュー(1/3)


「『glee』の人気のおかげで君もすっかり有名人だけど、自分の言動に気をつけなければと初めて思ったのはいつ頃」とジミーに聞かれると、コーリーは「glee」で共演しているリー・ミッシェルと出かけた時のことを話しはじめる。コーリーはツィッターに軽い気持ちで「これからリー・ミッシェルと人生初のブロードウェイのミュージカルを見に行くんだ。楽しみ!」とツィートしたらしい。ちょうどその時間帯は、コーリーとリーが行く予定だった劇場とその劇場の向かいの劇場でしかミュージカルが上映されていなかったため、ミュージカルが終わって外を出ると、「glee」ファンが大勢集まっていたそうだ。その時に自分とリーの知名度の高さを実感し、あまり安易な気持ちでツィートできないと思ったらしい。

コーリーはティーンを演じているが、実年齢は28歳! 身長が高いおかげで今までは年相応、又は実年齢より上に見られていたため、お酒を飲む時は身分証を見せる必要がなかったのに、「glee」で有名になったとたん、「君は高校生なんだろう」と言われ、身分証を要求されることが増えたらしい。

【動画】「glee」コーリー・モンテース インタビュー(2/3)


「glee」で高校生を演じているコーリーだが、実は高校を16歳で中退。高校中退後は、長い間アルバイト生活をしてきたという。様々なバイトをしてきたコーリーは一時期、保育園の園児を公園やプールに連れて行く送迎用バスの運転手をしていたそうだ。ある日、子どもたちをマクドナルドに連れて行った時、騒ぎ始めた子どもたちに気を取られ、よそ見をしてしまい、マクドナルドの看板がついた柱にぶつかり、看板がバスの上にドンと落ちてきたらしい。バス内の子どもたちは大パニックになったが、コーリーが柱にぶつかったことを親にばらさないよう、コーリーは子どもたちにアイスを買ってあげて口止めさせたらしい。

コーリーは、以前ツィッターに載せたイギリスのハリー王子と一緒に撮った写真をジミーが観客に見せる。ハリー王子に会えたきっかけは、コーリーが出演している映画「Monte Carlo」をモナコで撮影していた時、「そういえば、イギリスに行ったことがないから、行きたい!」と思い立ったコーリーは飛行機に乗ってロンドンへ。そこで、ロンドンにあるハイド・パークで開催されていた音楽祭に行くと、近くに友達とビールを飲みながらトランプで遊んでいるハリー王子がいたらしい。コーリーと一緒にいた米音楽会社コロンビアの会長ロブ・ストリンガーがコーリーをハリーに紹介し、一緒に写真を撮ることができたとのこと。

【動画】「glee」コーリー・モンテース インタビュー(3/3)


「glee」のスーパーボウル・エピソードでは、ヤー・ヤー・ヤーズというグループの「ヘッズ・ウィル・ロール」という曲とマイケル・ジャクソンの「スリラー」をミックスした曲をグリー部がゾンビに扮しながら唄うところが一番の見どころなのだとか。「とってもかっこいい曲だよ」とコーリーは話してくれる。

最後に、コーリーはこのインタビューが放送されたころ、アメリカのジュース会社と組んで全米のグリー部向けのコンテストを主催していたらしい。2つ以上の曲をミックスして唄ったビデオを送り、最も素晴らしいパフォーマンスを披露したグリー部には1万ドルをもらえるということだ。

「glee」のおかげであっという間に大スターになったコーリーのこれからの活躍ぶりに期待したい。