レディー・ガガ、カメラの前で泣き崩れる

世界中で大人気の歌手、レディー・ガガが、カメラの前で自分の弱さや不安を赤裸々に告白した。

米HBOで5月7日に放送されるレディー・ガガのドキュメンタリー、「レディー・ガガ ザ・モンスター・ボール・ツアー」では彼女がマディソン・スクエア・ガーデンで披露したパフォーマンスの他に、舞台裏でガガの素顔を追っている。

一足先に、この番組から公開されたビデオでは、メークを落としているガガの姿が映っている。

【動画】レディー・ガガが素顔をさらけ出す



「ここに来る途中、すごく機嫌が悪かったのよ」、と話し始めるガガ。「マディソン・スクエア・ガーデンみたいな大きな会場でショーをやると、今まで私を邪魔しようとしてきた人たちのことが頭に浮かんで、すごく燃える気がするの」と、少しイライラした様子で話す。しかし、ファンの話になると、急に言葉につまり、涙を流しはじめる。

「おかしく聞こえるかもしれないけど、私は『負け犬』って感じることがまだあるの。毎日、『私はスター』って自分に言いきかせるの。それをしないと一日をやり切ることができないの」と涙を拭きながら告白する。

世界で愛されているレディー・ガガにも、様々な不安があって、彼女自身は相当プレッシャーを感じているようだ。しかし、その不安に負けてはいけないとガガは感じている。ガガは彼女を非難する人に対して、「私を破壊することはできないの。そうはさせない」と涙を流しながらも強い調子で言う。

ガガは、過去の不器用な自分を思い出して、自分のような子供たちのために戦わなければいけないと感じるという。ガガの奇抜なファッションしか注目しない人は多いが、ガガがそういう人たちに言いたいのは、「自分は本当にオリジナルな存在」であることだという。

ガガは、「ファンの王国」という表現を使って、自分はその王国の女王だが、時々自分は女王だと思えなくなるという。このビデオでは相当に打ちひしがれた様子で、手を合わせて祈る姿が映られている。

ガガは神に、家族、友達、そしてファンについて感謝する。「自分のためじゃなく、ファンのため、そして神様のために強くなって素晴らしい声で歌えつづけますように、アーメン」とガガは祈る。

なんとか元気を取り戻したガガは仕事に戻る。ガガがここまで赤裸々に素顔をさらけだした映像は非常に珍しい。

ドキュメンタリーはアメリカで5月7日、HBOで放送される予定。日本ではWOWOWで6月18日に放送される。

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