【インタビュー】「glee」クリス・コルファー: アカデミー賞が大好きだった

大人気ミュージック海外ドラマ「glee/グリー」でカート役を演じ、本年度のゴールデン・グローブ賞で助演男優賞を獲得したクリス・コルファー。彼が同賞にノミネートされた今年の1月に米トークショー「Jimmy Kimmel Live」にゲスト出演した。

ホストのジミーは、まず、クリスが助演男優賞にノミネートされたことについて聞く。「賞にノミネートされた人には朝早く連絡が行くんだよね。君もそのために早起きをしたの」とジミーが聞くと、クリスは、朝5時ぐらいに電話が来たから、誰かが亡くなったのかと思ってびっくりしてしまったという。

まさか自分がノミネートされると思っていなかったので、「ぐっすり眠っていた」「もし自分がノミネートされると、少しでも思っていたらきっと一晩中眠れなかっただろうね」と、ノミネートは全くの予想外だった様子。

【動画】「glee」クリス・コルファー インタビュー(1/2)


「受賞した時のためにスピーチを用意するのか」とジミーがクリスに質問すると、「紙がもったいないし、受賞できなかった時ポケットの中にスピーチが残っているのもなんか変だし」と返答。ジミーは実際、数年前のエミー賞で、受賞できなかった俳優が用意してあったスピーチをこっそり胸ポケットに戻すのを見て、なかなか悲しい光景だったと話す。

小さかったころのクリスは、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、エミー賞が大好きで、授賞式が放送される日はクリスがテレビを独占していたのだそうだ。

クリスはアメリカの人気漫画「X-Men」の主人公ウルヴァリンのフィギュアを使って、洗面所の鏡の前でアカデミー賞を受賞しているふりをしてスピーチをしていたという。

クリスはカリフォルニアのクロービスという農村町の出身。先日、クリスは父親から電話があり、クロービスの殿堂入りを果たしたと聞かされたらしい。「クロービスで殿堂入りした他の人は」とジミーに聞かれると、クリスはしばらく無言になってから「僕だけだと思う」と答える。

以前「glee」のセットでスタッフにも「クロービスは何が有名なの」と聞かれて、「僕」とクリスは答えたらしい。実際スタッフがwikipediaでクロービスを検索したら、クロービス出身の有名人欄の一番上にクリスの名前が載っているとのこと。

【動画】「glee」クリス・コルファー インタビュー(2/2)



「glee」はアメリカだけでなく世界中でも人気が高い番組であることを指摘されると、クリスは先日パリに番組のプロモーションのために行っていたことを話す。ジミーは「外国では当然他の人が吹き替えをしているんだよね」と質問すると、クリスはよくファンから「どこどこの国のクリスの声すごく面白いよ」とツィートされると話す。

ヨーロッパでは声が低い人が無理矢理高い声を出してクリスの声を吹替えしているという。クリスがフランス版のクリスの声の真似をすると観客から大爆笑が起こる。

ジミーは、「glee」のスーパーボール・エピソードについて触れる。台本を読んで、「こんなこと本当にやっていいの」と思ったぐらい、すごい内容だったという。救急車が常に2台はスタンバイしていた程、危険が伴う撮影だったらしい。

最後にジミーはクリスに「実家には時々顔を出すのか」と聞くと、「撮影が忙しいから、なるべくクリスマスと11月の感謝祭には行くようにしている」と答える。昨年のクリスマスはクリスが体調を崩してしまったため、1週間も実家に帰っていたらしい。お母さんは息子の里帰りにすごく喜んでいたらしく、クリスが実家に住んでいた頃よりも面倒をよく見てくれたのこと。

最後にジミーはクリスがゴールデン・グローブ賞にノミネートされたことをもう一度祝福し、観客から大きな拍手が湧きる。