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マイケル・J・フォックスがカナダ勲章を受賞

2011年5月30日
5月27日、人気俳優マイケル・J・フォックスが、デイヴィッド・ジョンストン、オタワ知事からカナダ勲章を授与された。

1967年に設立されたカナダ勲章は、民間人に与えられる勲章の中で最も栄誉あるものであり、生涯を通してカナダへの貢献が認められた人物に与えらる。同勲章は、上から順に、コンパニオン、オフィサー、メンバーの3ランクがあり、今回マイケルが受賞したのはオフィサー。過去には、ドナルド・サザーランド(「ダーティー・セクシー・マネー」)やセリーヌ・ディオン(後に最高位のコンパニオンに昇格)ら、カナダが誇る大物スターらが受賞している。

授賞式前に、CTVテレビニュースの取材に応じたマイケルは、「カナダ人であることは、私の本質です」と喜びを表現した。

マイケルは、1980年代にアメリカで大ヒットした人気海外ドラマ「ファミリータイズ」のアレックス役で一躍有名になり、エミー賞とゴールデン・グローブ賞を獲得。その後、映画界に進出し、1985年にスティーヴン・スピルバーグが監督する「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に主演し世界的に大ブレイクした。

1996年には大ヒットコメディ・シリーズ「スピン・シティ」で主演と制作を務め、3年連続でゴールデン・グローブ賞を受賞するなどTV界への復活を果たした。しかし、1998年にパーキンソン病であることを公表し、その2年後に「スピン・シティ」を降板。同年、パーキンソン病の治療と病気に対する認知度を高めるために財団を設立し、ロビー活動を行うなど多忙な日々を送っている。

マイケルは、パーキンソン病の治療に専念するため俳優業をいったん休業したが、2004年に人気医療コメディ「Scrubs~恋のお騒がせ病棟」にゲスト出演し復帰。2006年にゲスト出演した人気法廷ドラマ「ボストン・リーガル」ではエミー賞にノミネート。2009年にゲスト出演した「レスキュー・ミー」では、見事エミー賞に輝いた。

最近では、人気リーガルドラマ「グッド・ワイフ」のゲスト出演も好評なマイケル。今後の彼の更なる活躍に期待したい。
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