元彼のDVがきっかけで、リアーナがレイプ男を撃ち殺す!?

歌手のリアーナが、無理やりレイプしようとした男を撃ち殺すといったストーリーの過激なプロモーションビデオを公開して批判を浴びている。

リアーナは実際、2009年に当時の恋人で人気R&B歌手クリス・ブラウンから暴行を受けている。クリスは車内で顔面を殴るなど激しい暴行を加えた罪で有罪となり、5年間の執行猶予と6か月の奉仕活動を言い渡されている。

公開されたのは、新曲「Man Down」のPV。自身がDV(ドメスティック・バイオレンス)を受けていた過去を連想させるような映像はインパクト十分だが、撃ち殺して復讐するといったストーリーはやや過激すぎる印象。批判を浴びるのも納得できる。

【動画】レイプ男を撃ち殺す!? リアーナの新曲「Man Down」PV


リアーナは、「こんなもの子供に見せられない」といった批判に対し、「私は23歳のロックスターで子供もいないわ。なぜみんな私が親みたいに振る舞うことを求めるのかしら?私はただの女の子で、私やみんなの声を伝えることしかできないわ」とツイッター上で釈明。

続けて「子供をずっと社会から隠しておくことはできないし、そんなことをしたら子供たちは一生、社会に順応できない。これがリアル・ワールドなのよ」と性犯罪などの悲惨な現実が存在するとしても、目を逸らしてはいけないとコメントした。

また、自分と同じように若くて無防備な女の子が、いつでも性犯罪の犠牲になる可能性があることを指摘したうえで、「自分には絶対起こらないって安心してるけど、でも現実には誰にでも起こりうることなの」と実感のこもったアドバイスを披露している。

しかしながら、DVで活動休止にまで追い込まれ、リアーナが交際中に送ったヌード写真を流出させたりしてもなお、元彼クリスとツイッター上でフォローしあっているのは不可解なところ。復縁の可能性は否定しているが、ファンからは、もう関わらない方が良いのではないかとの声も多い。

今回、「Man Down」で見せたリアーナ流の問題提起が、アメリカ社会にどう受け止められるのか?その行方にも注目したい。
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