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アナ・トーヴが「FRINGE」の未来について語る

2011年6月16日
人気海外ドラマ「FRINGE/フリンジ」でFBI捜査官オリビア・ダナムを演じているアナ・トーヴが、米TV&Satellite Week magazineのインタビューに答え、同シリーズの最終的なエンディングがどうなるか、筋書きはすでに出来上がっていると明かした。

現在、アメリカでシーズン3の放送を終えたばかりの「FRINGE」。アナは、「最終話の脚本を読んだときは、私たちはみんな“何? 本当に? いったいどうなるの?”って驚いて、いろいろと話し合ったわ。視聴者と同じように、私たちも何が起ころうとしているのか、その手がかりをつかもうと必死だったけど、脚本を受け取ってから撮影までたった2日しかなかったの。しかも、さらにエンディングに変更が入って。エンディングを秘密にするために、わざとそうしたのかはわからないけど。来月には新シーズンの撮影に入るけど、すべてがまた大きく変わる可能性があるということで、とてもワクワクしているわ」と語った。

そして、来シーズンについて、「もちろん、脚本家たちは次のシーズンをどうするかあらかじめ話し合っているし、最終的なフィナーレとなるエピソードの筋書きはすでに出来上がっていると聞いているわ。だから、彼らは物語の向かうべき場所はわかっている。ただ、いつ私たちをそこに導くべきかがはっきりしていないだけ」とコメント。

ただし、アナ自身は最終的なエンディングを知らないと答え、「知りたかったけど、いまは知らないほうがよいと思ってるわ。映画や演劇は物語がどこに向かうかわかって演じるけれど、テレビはもっとオープンでそこがいいのよ。そこに余地が生まれて臨機応変に動いたり、変えたりできるのだから」と、視聴者と同じ気持ちで撮影を楽しんでいる様子を見せた。

TVシリーズ「LOST」、映画「「SUPER 8/スーパーエイト」のヒットメイカー、J.J. エイブラムスが手がけるSFドラマ「FRINGE」は、米FOXで2008年9月にスタートして以来、シリーズ通算で1エピソードあたり平均630万人の視聴者を記録。“フリンジ・サイエンス”(非主流科学)という、これまで科学的に認められてこなかった分野をテーマに、理屈では説明のつかない現象や怪事件を追う斬新なストーリーで人気を得ている。

その人気を受けて、シーズン2からは視聴率競争の激しい木曜日に放送されていたが、シーズン3の中盤で注目度の低い金曜日に放送枠が移動。そのため、次シーズン以降、番組が継続するかどうか心配する声もあったが、熱心なファンの支持もあって、シーズン4の放送が決定した。

シーズンを重ねるたびに視聴者に新たな驚きを与えている「FRINGE」だが、すでに物語の構想が完成されているとはさすが。ファンとしては、フィナーレに向かう前にもっと寄り道してもらって、ストーリーを楽しみたいというのが正直なところ。

気になる「FRINGE」シーズン4は、アメリカで今秋からスタートする予定だ。
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