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「LAW&ORDER クリミナル・インテント」出演者たちも放送継続を希望

2011年6月29日
アメリカで6月26日放送のシーズン10・第8話をもって、放送終了した人気海外ドラマ「LAW&ORDER クリミナル・インテント」。同作品でアレクサンドラ・エイムズ刑事役を演じたキャスリン・アーブが、ファンの力でぜひ番組継続を実現させてほしいと訴えている。

「LAW&ORDER」シリーズのスピンオフ2作目である「LAW&ORDER クリミナル・インテント」は、2001年に放送がスタート。裁判のシーンがほとんどなく、ヴィンセント・ドノフリオ演じるロバート・ゴーレン刑事が、心理的な面からじわじわと犯人を追い詰めていくスタイルで人気を集めた。

しかし、視聴率低迷にあえいだ結果、2007年にNBCネットワークからUSAネットワークに放送局を移動。2010年には、番組を支えてきた主演のヴィンセントとキャスリンが突然降板。視聴率は落ち続け、2011年放送のシーズン10でシリーズを終了することが確定した。

その後、ファイナル・シーズンには、ぜひゴーレン刑事とエイムズ刑事を復活させてほしいというファンの願いを受け入れる形で、ヴィンセントとキャスリンのカムバックが決定、ファンを大喜びさせた。

このたび、米TVガイドのインタビューに応じたキャスリンは、「私たちがシーズン10に戻ってこられたのはファンのおかげ。それは間違いないわ。ファンの強い要望は、プロデューサーたちも無視できなかったのよ。ファンには、それだけ大きな力があるの。だからもし、ファンが放送を続けてほしいって声をあげてくれたら、番組は継続するかもしれないわ」とコメント。「もし、番組が続くなら、私は絶対に出演するわ。ヴィンセントも同じ気持ちだと思う。みんな、放送継続を望んでいるのよ」と明かした。

今年初め、番組のプロデューサーは「LAW&ORDER クリミナル・インテント」の放送継続を希望していると述べ、シーズン10制作にあたり、クリエイティブな面でかなりの力を注いだ。全8話しかないファイナル・シーズンであったが、シンシア・ニクソンやスティーヴン・ウェバーのような大物スターをゲストに招き、チャーリー・シーンの暴言・奇行騒動など世間を騒がせたニュースを参考にしたエピソードも制作。ほかにも、毎回、ゴーラン刑事がセラピーを受けるシーンを取り入れ、物語に深みを与えた。

こうした製作者たちの苦労が報われ、ファイナル・シーズンの視聴率は上昇。シーズン9の平均視聴者数は305万人であったが、シーズン10の視聴者数は381万人と増加し、いまではシーズン11を制作するのも夢ではないかもしれないと囁かれている。

なお、キャスリンは、このまま番組が息を吹き返さなかったとしても、シーズン10の最終話は、ファンが満足するハッピーエンドだったとコメント。「シーズン9の始めに降板したエピソードと比べて、確実によい終わり方をしたわ」と述べ、「もし番組が継続しなくても、再放送が続く限りエイムズ刑事は生き続ける」と、番組に対する熱い思いを語った。
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