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エイミー・ワインハウス、27歳の早過ぎる死に衝撃

2011年7月24日
イギリスの人気歌手で、アメリカ・グラミー賞で5部門を受賞し、世界的なスターとなった、27歳のエイミー・ワインハウスが、ロンドン北部の自宅で死亡。死因はまだわかっていない。

警察によると、23日午後、エイミーが自宅で死亡しているのを、駆けつけた救急や警察が確認。所属するユニバーサルレコードは「才能あふれるミュージシャンの突然の悲報に際し、深い悲しみに包まれています。エイミーのご家族、お友達やファンにお悔やみを申し上げるとともに、ご冥福をお祈りします」とコメントしている。

【動画】エイミー・ワインハウスの早すぎる死は、世界中で報じられている


イギリスのユダヤ系の家庭に生まれたエイミーは、16歳で才能を見いだされ、2003年にアルバム『フランク』をリリースして歌手デビュー。

力強い低い歌声と全身にタトゥーを入れたり、太く撥ね上げたアイラインなど独特なファッションで人気を集め、2006年にリリースされた「アルバム「バック・トゥ・ブラック」が全世界で800万枚を売り上げ、米音楽界最高の栄誉である2008年のグラミー賞で最優秀レコード賞、同新人賞など5冠に輝いた。

しかし、アルコール依存症や薬物使用疑惑などで米政府が入国ビザの発給を拒否して、グラミー賞授賞式には出席できず、イギリスからの衛星中継で出演。

【動画】グラミー賞で歌うエイミー・ワインハウス


2007年5月にミュージック・ビデオの撮影アシスタントである4歳年上のブレイク・フィールダー・シビルと結婚するも、同年8月には夫婦そろって薬物とアルコール依存症の治療のため、リハビリ施設に入所。2009年に離婚した。

【動画】エイミー・ワインハウス離婚


また、2008年4月にはタクシーを止めようとした際、男性2人を殴打して暴行容疑で逮捕されており、酒を飲んで大暴れし、警察に連行されることも多かった。

今年6月にはコンサートツアーに復帰したがセルビアのベオグラードからスタートした12日間ヨーロッパ・コンサートツアーは初日に歌詞を忘れ、マイクを落とし、バンドが演奏している間、舞台袖に消えたりと散々なパフォーマンス。集まった2万人のファンを失望させた。これにより、音楽界からの強制引退を代理人が発表していた。

【動画】散々なエイミー・ワインハウスのライブにファンはカンカン


ベヴィメタルロックのカリスマ、オジー・オズボーンの娘で親友だったケリー・オズボーンは「親友を失い息ができないほど、涙にくれています。本当のエイミーを私は一生忘れないし、永遠に愛しているわ」とツイート。

エイミーの死亡をメディアは一斉に伝え、自宅の周りには大勢の若いファンらが詰めかけるなど、27歳の早過ぎる死に衝撃が広がっている。
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