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【インタビュー】「クローザー」キーラ・セジウィック: 降板理由について語る

2011年8月3日
人気海外ドラマ「クローザー」を降板する主演のキーラ・セジウィックが、去る7月19日に米トークショー「Jimmy Kimmel Live」に出演し、降板理由などを明かした。

「クローザー」の女刑事ブレンダ・ジョンソン役で、昨年は見事にエミー賞を獲得したキーラ。だが、今年は惜しくもノミネートを逃してしまった。「今年はノミネートもされなかったけど。どうしちゃったの?」と聞かれると、キーラは、「複雑な気分だった」と、がっかりした様子。朝早く起きて、電話のそばでノミネートの知らせを待っていたというが、「(電話がかかって来なかった朝は)正直悲しい朝だった」と語った。「前夜からノミネートされない悪夢をずっと見ていたから、きっと予知していたのね」とキーラ。「でも、共演者のメアリー・マクドネルがノミネートされたから、私も他の共演者たちもとても嬉しかったわ」と、気を取り直した彼女は笑顔を見せた。

【動画】キーラ・セジウィック インタビュー(1/3)


さらに、ジミーから「なぜシーズン7で降板すると決めたの?」と問われたキーラは、「辞めるのにいい時期だと思う。7年もやっているし、視聴者が見飽きる前に終わらせたかった」と説明。「もしかして最終回でブレンダに何か不幸が起こるの?」とジミーから探りを入れられたものの、「正直、最後がどうなるのか、私も分からないの」と答えた。

「クローザー」の撮影のために、ニューヨークに住んでいるキーラはロスに1年のうち半年は滞在しているとのこと。家族が4代ニューヨーク育ちというキーラは、根っからのニューヨーカー。ロスにいるとニューヨークが恋しくなると打ち明けた。

「ニューヨークでもパパラッチに追いかけ回されるの?」と聞かれると、「全然。私たち(夫は俳優のケヴィン・ベーコン)はあまりにも普通でつまらないから、パパラッチにとってはあまり面白くないみたい」と、答えたキーラ。だが、先日は、42番街で、芸能ゴシップ専門の米メディアTMZのレポーターから、いきなりマイクを突きつけられたという。

昔は風俗街だったが、今は劇場が多く並ぶ42番街。レポーターはキーラに、「42番街についてどう思いますか?」と質問したという。普段ならキーラはそういったメディアを無視するのだが、その時は何かすごく物申したい気分だったとのこと。「今の42番街は好きじゃない。なんでこんなに電気を煌々とつけているのかわからない。夜なのにまるで昼間みたい。ものすごくエネルギーの無駄で、環境にも悪いし」と熱く語ったが、最後に「正直なところ、風俗店がなくなっているのも残念」と冗談で言ったら、その最後の部分だけ放送されてしまったとのこと。このエピソードには、観客からも思わず笑い声がもれた。

【動画】キーラ・セジウィック インタビュー(2/3)


母親とはとても仲がよいというキーラ。毎週月曜日、「クローザー」の放送後は、必ず母親から電話がかかって来るほどで、母親からは「天使らしい天使ちゃん」と呼ばれているほど。

続けて、キーラは、先日、母親が撮影現場に遊びに来た時の爆笑エピソードも披露。音声スタッフが母親をモニター前の監督の席近くに座らせてくれて、ヘッドフォンを付けて撮影を見学させてくれたが、撮影中は静かにしていなくてはいけないことをついつい忘れてしまう母親は、歓声をあげたり、大声で笑ったりしてしまっていたとのこと。そのため、その日の撮影は何度も撮り直すはめになったという。

しかも、母親がニューヨークに帰った数日後、音声スタッフが気まずそうに、「お母さんを疑って悪いんだけど、ヘッドフォンが全然見つからないんだよね」とキーラに言ってきたらしい。彼女が母親に電話してみると、母親はケロリとして答えたという。「あら、また遊びに行った時に使えるように持って帰ったのよ。ダメだった?」

「お母さんは犯罪者だね(笑)! 刑事を演じている君も何か悪いことをしたことある?」とジミーが冗談で聞くと、キーラは小学生のときの驚きの過去を告白。3年生のとき、クラスの3人の女子に対して殺意を抱いたキーラは、消しゴムのかすと鉛筆の削りかすで調合した“毒”を作ると、彼女たちひとりひとりの名前を書いた小袋に入れて、おやつのジュースに混ぜようと計画したという。

キーラは最終的にそれを使う勇気が出なかったと話したが、ジミーは思わず、「君がそんな思い詰めるなんて、いったい何をされたの?」と質問。キーラは、病気で寝込んでいたときに、その3人が家に電話してきて、お見舞いのフリをして「あんたなんか大キライ!」と、ひどいことを叫んだ話を暴露した。

このトークショーで、ブレンダを思わせるようなチャーミングな個性とあふれるバイタリティを見せてくれたキーラ。彼女なら「クローザー」を降板しても、さらなる活躍を続けてくれるに違いない。

【動画】キーラ・セジウィック インタビュー(3/3)
 
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