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出演者ショック! 人気海外ドラマ「デスパレートな妻たち」放送終了決定

2011年8月7日
人気海外ドラマ「デスパレートな妻たち」が、今秋より放送されるシーズン8が終了する2012年5月をもって終了することが明らかになった。放送局のABCは、8月7日にテレビ批評家協会のプレスツアーの中で正式に終了を発表する予定。米Deadlineが伝えた。

同番組の終了の可能性については、これまで何度も話題に上がってきたが、今年の4月には、主要キャストの4人、テリ・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシャ・クロス、エヴァ・ロンゴリアの、来期(シーズン8)の契約が更新された。彼女たちの契約には、その先のシーズン9のオプション契約も含まれていたため、シーズン9の制作の可能性もあるのではと期待されていた。

しかし、今年の7月になって、シーズン8の視聴率次第で番組が終了となる可能性があると報道があり、そして今回、シーズン8のスタートを待たずして番組終了が早々に決定された。出演者の4人はいずれも、番組終了のニュースにショックを受けていると伝えられている。

番組を取り巻く環境は、どんどん厳しくなってきていた。

出演者のギャラはシーズン8では、1人1話あたり37.5万ドル(約3000万円)まで高騰。一方で、視聴率は熾烈な競争のなかで当初ほどの数字を稼げなくなった。

さらに、番組クリエイターのマーク・チェリーは、元出演者のニコレット・シェリダンに暴行・差別・不当解雇などで訴えられ裁判は長期化。マーク自身は、最近になって「当初、シーズン7でシリーズを終わらせる計画だった」とコメント。シーズン8では、製作総指揮としてではなくコンサルタントとしてのみ関わることを表明するなど、番組に対する意欲が薄れてきている様子をうかがわせていた。

2004年10月に全米で放送スタートした「デスパレートな妻たち」は、放送初回に2160万人、シーズン1最終回に3000万人の視聴者を記録。エミー賞、ゴールデン・グローブ賞など、TV界の権威ある賞を数々受賞。2006年から2010年には、国際的にも最も視聴されたコメディ・シリーズとなった。
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