マライア・キャリー、「X Factor」出演に向けて最終交渉中

人気歌手のマライア・キャリーが、全米で今秋より放送開始予定の大型オーディション番組「X Factor」に出演する交渉の最終段階に入ったと報じられた。

米Deadlineによると、マライアは、「X Factor」シーズン1にメンター(指導者)として出演する契約交渉を、同番組のプロデューサー兼審査員を務めるサイモン・コーウェルと行っており、話し合いは最終段階に入ったとのこと。

「X Factor」は、予選を勝ち抜き本戦まで勝ち抜いた出場者をグループに分け、審査員を各グループのリーダーとし、本戦に向けて猛特訓をするという番組。各グループには、出場者にアドバイスを与えるメンターが就くことになっており、マライアはサイモンのグループのメンター役に就任する可能性が高いと見られている。

マライアは当初、審査員として番組入りするのではないかと伝えられてきたが、結局、選ばれることはなく、その座にはポーラ・アブドゥル、L.A.リード、ニコール・シャージンガーが着いた。しかし、サイモンはマライアをどうしても番組に出演させたいと思っており、メンター役をオファーしたのではないかと見られている。

サイモンは、2011年夏のTCA(テレビ批評家協会)プレスツアーで開かれた「X Factor」のパネルディスカッションに参加した際、「番組には、有名人が我々を助けに来てくれる“章”がある。そして、私がマライアにぜひ参加して欲しい“章”がある」と発言。「マライアは、当初から出演に意欲を見せていた。しかし、身勝手にも妊娠してしまい、そのため審査員にはなれなくなってしまったんだ」とブラックユーモアを交えながら語った。

音楽会のディーヴァであるマライアが指導者として活躍する姿は、果たして見られるのか。注目が高まる「X Factor」はアメリカで9月21日に放送スタートする。
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