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14歳ゲイ少年の自殺にショックを受けたガガ、いじめ撲滅を訴える

2011年9月29日
レディー・ガガが、ニューヨーク州に住む14歳のファンがいじめを苦にして自殺したことに心を痛め、いじめ撲滅を訴えている。米メディアが報じた。

9月24日、ラスベガスで開催されたラジオ局の音楽イベント「iHeartRadio Festival」に出演したガガ。彼女はステージで、ゲイであることを理由にいじめを受け、自殺した14歳のジェイミー・ロードメイヤーの死を悼んだ。

ガガはステージ上で、「今週、リトル・モンスターのひとりを亡くしました」と、ジェイミーが今年5月にYouTubeに投稿したメッセージ・ビデオを紹介。そのビデオで、ジェイミーは、自分がゲイであるために友達から受けている陰湿ないじめについて打ち明け、辛い生活の中でガガとその音楽が心の支えになっていると語っていた。だが、投稿から4ヶ月後、ジェイミーは自ら命を絶つことを選んでしまった。

【動画】ジェイミー・ロードメイヤーが遺したメッセージ・ビデオ


ジェイミーは自殺の直前、Twitterでガガに宛てて、こんなツイートを遺している。

「さようなら、マザー・モンスター。あなたのしてくれたすべてに感謝してるよ。手を挙げる(paws up)よ、永遠に」

ジェイミーの死にショックを受け、このステージで「Hair」を彼のために捧げたガガ。彼女は「ジェイミー、今夜あなたは私たちを見てくれているわね。あなたは犠牲者じゃないわ、私たちみんなにとっての教訓となってくれたの」と語りかけ、会場のファンに向かって、「みんなの気分を盛り下げちゃうかもしれないけど、正しいことをするのが音楽よりも重要なときがあるわ」「いじめは負け犬がすることよ」と呼びかけた。

アメリカでは、1999年のコロンバイン高校銃乱射事件をきっかけに、多くの州で「反いじめ法(anti-bullying laws)」が施行されているが、最近では学校内だけでなくインターネットでの“サイバーいじめ”も大きな問題とされている。この事件をきっかけに、「反いじめ法」推進のために戦い続けることを宣言したガガは、翌25日夜にはオバマ大統領の出席するイベントに出席、会場で自らいじめ撲滅について人々に協力を訴えた。

ガガはTwitterでもこうツイートしている。

「私は戦いをやめないわ。いじめをなくさなければ。私たちの世代にはいじめを終わらせる力があるのよ」
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