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追悼コンサートで5万人が涙! マイケル・ジャクソンの子供たちも登場

2011年10月11日
“キング・オブ・ポップ”と呼ばれた人気歌手、マイケル・ジャクソンのトリビュート・コンサート「マイケル・フォーエバー」が8日、英ウェールズ、カーディフにあるミレニアム・スタジアムで開催。マイケルがこの世を去って、2年半が過ぎてもなお、会場には5万人のファンが詰めかけ、声援は鳴りやむことがなかった。

14歳のプリンス、13歳のパリス、9歳のブランケットのマイケルの子供たち3人は、他の遺族らと一緒にマイケルのヒット曲「今夜はドント・ストップ」でダンスも披露。会場からは声援が贈られていた。

なかでもパリスは、マイケルが「スリラー」のミュージック・ビデオで着用していた赤い皮ジャンのレプリカを着用し、「私たちのパパを追悼するために、この特別なコンサートに来ることができて、とても嬉しい」とコメント。

【動画】マイケル・ジャクソンのトリビュート・コンサート「マイケル・フォーエバー」


時期的に、マイケルの元専属医で過失致死罪に問われているコンラッド・マーレー被告の公判と重なっていることから、9人兄弟のうち、兄ジャーメイン、弟ランディ、妹ジャネットは出演を拒否。

ジャクソン5が揃うことは叶わなかったが、遺族からは、母親のキャサリン、兄のマーロン、姉のラトーヤらも出演した。

4時間にわたって行われたコンサートは、R&B歌手のNE─YOが歌う「ビリー・ジーン」でスタート。

人気歌手のクリスティーナ・アギレラ、シー・ロー・グリーン、レオナ・ルイス、ジェイミー・フォックス、クレイグ・デヴィッド、ピクシー・ロット、アレクサンドラ・バーク、エイリアン・アント・ファーム、そしてモータウンのレジェンド、スモーキー・ロビンソンなど、豪華メンバーが登場したほか、妊娠中のビヨンセはVTRで出演した。

なお、ジェニファー・ハドソンは出演をドタキャン。理由は明らかになっていないが、主催者は冷や汗が止まらなかったに違いない。

ほかにも、ブラック・アイド・ピーズが“避けられない諸事情”により出演を見合わせたことが数日前に発表され、ファンを驚かせた。詳細は明かされていないが、契約上のトラブルとみられている。

いくつかのハプニングはあり、リハーサルや進行に混乱は生じたものの、集結した5万人のファンはマイケルを想い、涙を浮かべていた。

マイケルはこの世を去っても、忘れ去られることなど有り得ないようで、CDの発売やイベントも続々と決定している。

全米では11月21日に、シルク・ドゥ・ソレイユによるショーのサウンドトラックとして、死後2作目となるアルバム「Immortal」がリリース予定。

また、日本でも12月13、14日に代々木第一体育館でマイケルの追悼ライブが決定。ジャクソンズが、38年ぶりに再結成し、歌手AIも参加する予定だ。

死後2年半が経っても、マイケルが人々に与えた影響力の大きさを感じずにはいられない。
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