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【第55回エミー賞】ドラマ・シリーズ部門 「ザ・ソプラノズ」優勢も作品賞は4連連続で「ザ・ホワイトハウス」に
2003年10月1日
アメリカTV界最大のイベント、第55回エミー賞授賞式("The 55th Prime-Time Emmy Awards")が、9月21日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された。
ドラマ・シリーズ部門の受賞番組・受賞者は以下の通り:
◇作品賞: 『ザ・ホワイトハウス』(NBC)
◇主演男優賞: ジェームズ・ギャンドルフィーニ 『ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア』(HBO)
◇主演女優賞: イーディ・ファルコ 『ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア』(HBO)
◇助演男優賞: ジョー・パントリアーノ 『ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア』(HBO)
◇助演女優賞: タイン・デイリー 『Judging Amy』(CBS)
◇ゲスト男優賞: チャールズ・S・ダットン 『Without A Trace』(CBS)
◇ゲスト女優賞: アルフレ・ウッダード 『ザ・プラクティス~ボストン弁護士ファイル』(ABC)
◇監督賞: クリストファー・ミシアノ 『ザ・ホワイトハウス』(NBC)
◇脚本賞: ロビン・グリーン、ミッチェル・バージェス『ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア』
圧倒的な存在感を示した『ザ・ソプラノズ』
ドラマ・シリーズ部門では、HBOの『ザ・ソプラノズ』(”The Sopranos”)の強さが目立った。マフィア・ボス、トニーを演じる主演のジェームズ・ギャンドルフィーニが主演男優賞、トニーの妻、カーメラを演じるイーディ・ファルコが主演女優賞、ジョー・パントリアーノ(ラルフ役)が助演男優賞、ロビン・グリーン、ミッチェル・バージェスが脚本賞を受賞した。
昨年のエミー賞では、規定の期間に放映がなかったため、選考の対象にならなかった『ザ・ソプラノズ』。今回は、2年ぶりのエミー・レース参戦となった。今回エミー賞の対象となった第4シーズン(全13話)は、前々から批評家からたいへん高い評価を受けており、それを裏付ける結果となった。特にシーズン最終話で妻カーメラがトニーに対して、やり合う場面はテレビ・ドラマ史に残るであろう名シーンになると言われており、イーディ・ファルコの主演女優賞は確実視されていた。
ジェームズ・ギャンドルフィーニは、2000年、2001年に続いて3度目の受賞、イーディ・ファルコは、1999年、2001年に続いて、3度目の受賞。助演男優賞のジョー・パントリアーノは今回がうれしいエミー初受賞。感激のあまり声が震える受賞スピーチが印象的だった。
作品賞は『ザ・ホワイトハウス』
『ザ・ソプラノズ』が主要4部門を制し、ドラマ・シリーズ部門は同番組の地滑り的勝利か、と思われたが、作品賞は4連連続で『ザ・ホワイトハウス』(”The West Wing”)が受賞した。これは今回のエミー賞で最大のサプライズ。
確かに『ザ・ホワイトハウス』は、過去に作品賞をはじめとする数々のエミー賞をほしいままにしてきており、誰もが認めるすばらしいシリーズではあるが、最近は、人気キャストの1人であるロブ・ロウとエグゼクティブ・プロデューサーのアーロン・ソーキンの降板決定など、ネガティブなニュースが続いていたのに加え、評価・視聴率ともに若干低下する傾向が見られていた。
加えて、『ザ・ソプラノズ』、今回のエミー賞で最多の16部門にノミネートされた『Six Feet Under』、全米視聴率No.1の『CSI:科学捜査班』など強力な番組とのレースであったため、今年の作品賞の受賞は難しいと予想する人が多かった。
『ザ・ホワイトハウス』の作品賞4年連続はエミー史上、タイ記録。1980年代の人気警察ドラマ『ヒル・ストリート・ブルース』に並んだ。
一方、『ザ・ソプラノズ』は、輝かしい人気、評価、そしてエミー受賞暦を誇りながら、一度も作品賞をとったことがない。同じ作品が何年も連続して受賞するという保守的な傾向がエミー賞にあるのに加え、2001年の同時多発テロ以降、アメリカの愛国精神が高まり、暴力的なものより、安心して楽しめる作品が好まれる傾向があるのかもしれない。コメディ・シリーズ部門で、ほのぼのとした正統派ファミリー・コメディである『Hey!レイモンド』が強いのもそういった傾向を示唆している。
授賞式終了後の会見で、『ザ・ソプラノズ』が今回も作品賞を逃したことについて聞かれた主演のジェームズ・ギャンドルフィーニは、「やはり作品のテーマ(が原因)だよ。出てるのが泥棒や悪党だし、オレが下着姿で登場する場面が多すぎるんだよ」と、少し機嫌がよくない様子で答えていた。
助演女優賞は、エミー賞通算6回目の受賞となる『Judging Amy』のタイン・デイリーが受賞。ゲスト男優賞は、『Without A Trace』のチャールズ・S・ダットン、ゲスト女優賞は『ザ・プラクティス~ボストン弁護士ファイル』(ABC)のアルフレ・ウッダード、脚本賞は『ザ・ホワイトハウス』(NBC)のクリストファー・ミシアノが受賞した。
ドラマ・シリーズ部門で最多のノミネーションを受けていた『Six Feet Under』、昨シーズンの視聴率第1位、日本でも地上波で放送され人気上昇中の『CSI:科学捜査班』は主要部門で無冠に終わった。
ドラマ・シリーズ部門の受賞番組・受賞者は以下の通り:
◇作品賞: 『ザ・ホワイトハウス』(NBC)
◇主演男優賞: ジェームズ・ギャンドルフィーニ 『ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア』(HBO)
◇主演女優賞: イーディ・ファルコ 『ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア』(HBO)
◇助演男優賞: ジョー・パントリアーノ 『ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア』(HBO)
◇助演女優賞: タイン・デイリー 『Judging Amy』(CBS)
◇ゲスト男優賞: チャールズ・S・ダットン 『Without A Trace』(CBS)
◇ゲスト女優賞: アルフレ・ウッダード 『ザ・プラクティス~ボストン弁護士ファイル』(ABC)
◇監督賞: クリストファー・ミシアノ 『ザ・ホワイトハウス』(NBC)
◇脚本賞: ロビン・グリーン、ミッチェル・バージェス『ザ・ソプラノズ~哀愁のマフィア』
圧倒的な存在感を示した『ザ・ソプラノズ』
ドラマ・シリーズ部門では、HBOの『ザ・ソプラノズ』(”The Sopranos”)の強さが目立った。マフィア・ボス、トニーを演じる主演のジェームズ・ギャンドルフィーニが主演男優賞、トニーの妻、カーメラを演じるイーディ・ファルコが主演女優賞、ジョー・パントリアーノ(ラルフ役)が助演男優賞、ロビン・グリーン、ミッチェル・バージェスが脚本賞を受賞した。
昨年のエミー賞では、規定の期間に放映がなかったため、選考の対象にならなかった『ザ・ソプラノズ』。今回は、2年ぶりのエミー・レース参戦となった。今回エミー賞の対象となった第4シーズン(全13話)は、前々から批評家からたいへん高い評価を受けており、それを裏付ける結果となった。特にシーズン最終話で妻カーメラがトニーに対して、やり合う場面はテレビ・ドラマ史に残るであろう名シーンになると言われており、イーディ・ファルコの主演女優賞は確実視されていた。
ジェームズ・ギャンドルフィーニは、2000年、2001年に続いて3度目の受賞、イーディ・ファルコは、1999年、2001年に続いて、3度目の受賞。助演男優賞のジョー・パントリアーノは今回がうれしいエミー初受賞。感激のあまり声が震える受賞スピーチが印象的だった。
作品賞は『ザ・ホワイトハウス』
『ザ・ソプラノズ』が主要4部門を制し、ドラマ・シリーズ部門は同番組の地滑り的勝利か、と思われたが、作品賞は4連連続で『ザ・ホワイトハウス』(”The West Wing”)が受賞した。これは今回のエミー賞で最大のサプライズ。
確かに『ザ・ホワイトハウス』は、過去に作品賞をはじめとする数々のエミー賞をほしいままにしてきており、誰もが認めるすばらしいシリーズではあるが、最近は、人気キャストの1人であるロブ・ロウとエグゼクティブ・プロデューサーのアーロン・ソーキンの降板決定など、ネガティブなニュースが続いていたのに加え、評価・視聴率ともに若干低下する傾向が見られていた。
加えて、『ザ・ソプラノズ』、今回のエミー賞で最多の16部門にノミネートされた『Six Feet Under』、全米視聴率No.1の『CSI:科学捜査班』など強力な番組とのレースであったため、今年の作品賞の受賞は難しいと予想する人が多かった。
『ザ・ホワイトハウス』の作品賞4年連続はエミー史上、タイ記録。1980年代の人気警察ドラマ『ヒル・ストリート・ブルース』に並んだ。
一方、『ザ・ソプラノズ』は、輝かしい人気、評価、そしてエミー受賞暦を誇りながら、一度も作品賞をとったことがない。同じ作品が何年も連続して受賞するという保守的な傾向がエミー賞にあるのに加え、2001年の同時多発テロ以降、アメリカの愛国精神が高まり、暴力的なものより、安心して楽しめる作品が好まれる傾向があるのかもしれない。コメディ・シリーズ部門で、ほのぼのとした正統派ファミリー・コメディである『Hey!レイモンド』が強いのもそういった傾向を示唆している。
授賞式終了後の会見で、『ザ・ソプラノズ』が今回も作品賞を逃したことについて聞かれた主演のジェームズ・ギャンドルフィーニは、「やはり作品のテーマ(が原因)だよ。出てるのが泥棒や悪党だし、オレが下着姿で登場する場面が多すぎるんだよ」と、少し機嫌がよくない様子で答えていた。
助演女優賞は、エミー賞通算6回目の受賞となる『Judging Amy』のタイン・デイリーが受賞。ゲスト男優賞は、『Without A Trace』のチャールズ・S・ダットン、ゲスト女優賞は『ザ・プラクティス~ボストン弁護士ファイル』(ABC)のアルフレ・ウッダード、脚本賞は『ザ・ホワイトハウス』(NBC)のクリストファー・ミシアノが受賞した。
ドラマ・シリーズ部門で最多のノミネーションを受けていた『Six Feet Under』、昨シーズンの視聴率第1位、日本でも地上波で放送され人気上昇中の『CSI:科学捜査班』は主要部門で無冠に終わった。
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