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ニュースキャスターが番組中に突然、ゲイをカミングアウト

2011年10月19日
ダン・クロッフラー
米TV Guideが報じているダン・クロッフラー
米TV Guideが報じている
ニューヨークに住む14歳の少年がゲイであることを理由にいじめを受け、自殺した事件を受け、アメリカでは同性愛者への差別撤廃を叫ぶ声が高まっている。人気俳優らがカミングアウトするなか、今度はニュースキャスターが生放送中にいきなりカミングアウトし、話題になっている。

衝撃の告白は、人気SF海外ドラマ「HEROES/ヒーローズ」でサイラー役を演じた俳優ザッカリー・クイントが、自身がゲイであることをカミングアウトしたというニュースを伝えた直後に起こった。

【動画】ニュースキャスターが番組中にゲイをカミングアウト


米ABCの「ワールド・ニュース・ナウ」ニュースキャスターのダン・クロッフラーは、ザッカリーのニュースに触発されたのか、「彼は34歳で私は35歳なんですよ。これからは俳優と付き合うのもいいかな」とサラリとカミングアウト。

隣の女性アナウンサーは驚きとともに、ただ笑うしかなかったようだ。

【動画】ザッカリーは若いゲイ向けの応援メッセージ・キャンペーンにも参加


さらに、ダンはABCのブログでカミングアウトした経緯を説明している。

「テレビで、自分自身がゲイだと言ったことはこれまで一度もありませんが、私の家族、知人、同僚たちには何年も前からカミングアウトしていました。今回、番組で語った理由は、ザッカリー同様、もうこれ以上、秘密にしたくないという思いからです」

「不寛容が原因で、あまりに多くの悲劇的な結末があり、本当に多くのいじめが行われています。私も子供の頃、お手本になる誰かが欲しかったし、気持ちを理解してくれるような誰かを求めていました。なによりも、自分を取り巻く状況がこれから良くなるんだということを知りたいと思っていたのです。そして、状況は改善されました」

「ジャーナリストとしては、自分自身をニュースの題材にはしたくありません。しかし、同じゲイ男性として、悩んでいる子供たちにインスピレーションや勇気を与えることができるのなら、黙って立ち尽くすということはしたくはないのです」

ザッカリーも「ゲイとしてまだまだやるべきことがたくさん残っていると感じているんだ。そしてたくさんのことがこれから検証されていくべきだね」と語っており、ダンもカミングアウトすることで、同性愛者への理解を深められると考えたようだ。
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