シルベスター・スタローン出世映画「ロッキー」がミュージカルに

ハリウッド俳優シルベスター・スタローンが、ボクシングの世界ヘビー級チャンピオンの兄弟、ビタリ・クリチコとウラジミール・クリチコと共に、自身の出世作であるボクシング映画「ロッキー」のミュージカルをプロデュースすることが明らかとなった。

米Hollywood Reporterによると、11月21日、ドイツ・ハンブルクにて、映画「ロッキー」ミュージカル版の製作発表が行われ、シルベスターとクリチコ兄弟らが記者会見を行った。

1976年の映画「ロッキー」は、シルベスターが脚本・主演し、アカデミー作品賞・監督賞・編集賞に輝いたスポーツ・ドラマの名作。本作は世界的な大ヒットを呼び、第4作までシリーズが製作された。

今回、ドイツで製作されるミュージカル版について、シルベスターは、「『ロッキー』はラブストーリーでもある。エイドリアンがいなかったら、ロッキーは最後まで戦い続けることができなかっただろう。今回、本作がミュージカルの舞台としてよみがえることを誇りに思うし、ロッキーも誇りに思うはず」とコメント、ミュージカル版は映画よりもラブストーリーを強調したロマンティックな作品になることを明かした。

舞台の脚本は「ザ・プロデューサーズ」で有名なトーマス・ミーハン、映画でおなじみのテーマ曲を含む音楽は、トニー賞受賞歴のあるリン・アーレンズとスティーヴン・フラハティのコンビが担当。また、演出は「Bloody Bloody Andrew Jackson」のアレックス・ティンバースが手がける。

なお、クリチコ兄弟は主演俳優のボクシング指導を行う予定とのこと。主演俳優のキャスティングについては、これから行われるという。

「ロッキー」ミュージカル版の公演は、2012年11月からドイツでスタートする予定。その後、世界公演も視野に入れているという。