Twitter
YouTube
Instagram
Facebook
注目トピックス
海外ニュース詳細

“金銭目当ての狂気の投薬”マイケル元専属医に禁錮4年の実刑判決

2011年11月30日
キング・オブ・ポップと言われた歌手マイケル・ジャクソンが2009年6月25日に50歳で死亡し、元専属医のコンラッド・マーレー被告が過失致死の罪に問われていた裁判で、ロサンゼルス郡地裁は29日、マーレー被告に過失致死としては最高刑となる禁錮4年の実刑を言い渡した。

マイケルの死因は麻酔薬と鎮静剤の併用による急性中毒だったが、これは不眠を訴えていたマイケルに、死亡するまでの約2カ月間、ほぼ毎晩、マーレー被告が麻酔薬の投与を続けていたことが原因だった。

判事は、これをマイケルと月額15万ドル(約1200万円)という契約をした被告の“金銭目当ての狂気の投薬”と指摘。

マーレー被告が裁判で「マイケル自身が自殺を目的に大量に服用し、自殺した」と一貫して無罪を主張していたことについても、「嘘を積み重ね、反省のかけらもない。薬漬けにし、死に至る環境をつくった」と、被告が強力な麻酔薬を与えたにもかかわらず、十分な経過観察措置を取らなかったことを厳しく批判した。

禁錮4年を宣告されたマーレー被告だが、刑務所の人員超過のため、実際の服役は数ヶ月間にとどまると見通し。なお、医師免許は剥奪される。

マーレー被告の裁判はこれで終わりではなく、来年1月からは、マイケルの死亡により中止されたロンドン公演の逸失利益1億ドル(約78億円)を遺族側に支払うよう求める裁判が始まる予定だ。
 
関連ニュース
海外ニュース
国内ニュース
DVDニュース
特集記事
ランキング/まとめ