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ジョディ・フォスターの実父に禁錮5年の実刑判決

2011年12月13日

Peopleサイトより
Peopleサイトより
映画「告発の行方」「羊たちの沈黙」でアカデミー賞を獲得した大御所女優ジョディ・フォスターの89歳になる実父が、13万ドル(約1千万円)をだまし取ったとして、詐欺罪で禁錮5年の実刑判決を受けた。

ジョディの父親、ルシアス・フォスターは、米カリフォルニア在住の建築請負業者。ジョディの母親とは、ジョディが誕生する数ヶ月前に離婚しており、父娘の交流はこれまでほとんどなかったことが知られている。

米Peopleによると、ルシアスは、コンテナハウスを作ると言って、貧しい高齢者たちから各5,000ドル(約38万円)の頭金を収集。合計して13万ドルを集めたものの、コンテナハウスは建てられることなく、典型的な詐欺だとして逮捕、起訴されていた。

裁判所に歩行器を使って出廷したルシアスは、「自分は市が抱える住宅問題を解決しようとしただけ」と主張。だが、被害者たちに約束したコンテナハウスが全く建てられていない事実から、7日、ロサンゼルス郡上級裁判所は、高額窃盗罪および事業免許なく請負契約を結んだ罪で、彼に対して有罪判決を下した。

そのため、ルシアスは最高で25年の禁錮刑になる可能性があったが、9日、禁錮5年の実刑判決が確定。裁判官は、89歳と高年齢であるにもかかわらず、厳しい判決を下したことについて、「あなたは魅力的な人だが、とても危険だ」と述べた。

検察によると、この件についてさらに9人が被害を受けたと名乗り出ており、被害額はもっと増えるのではないかと見られている。また、ルシアスは陪審員たちが審議を行っている間、まだ名乗り出ていない被害者と思われる人物に対して、「結果が楽しみだ」というEメールを送っていたとも報じられており、反省の色は見られないようである。

なお、賠償に関する審問は2月23日に行われる予定。疎遠な父親の思わぬ犯罪でゴシップ・ニュースに登場してしまったジョディも困惑しているに違いない。
 
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