スティーヴ・ジョブズにグラミー賞

故スティーヴ・ジョブズ氏がグラミー賞を受賞することになった。今年10月にすい臓癌で死去したアップル社の設立者であるジョブズ氏が、「パフォーマンス以外での突出した音楽業界への貢献」を理由にトラスティーズ・アワードを授与される。

アップル社はiPod を軸にMP3プレイヤーを普及させ、iTunesストアを通じて世界中で音楽のデジタル配信を開始、そしてミュージシャンが安価に手軽にレコーディングできるようにする数々のソフトの開発などを行なってきた。

米ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス会長ニール・ポートノーウィン氏は「今年の受賞者は多彩な才能に溢れ、我々の文化に貢献と永遠の印象を残した人物ばかりです」「その才能と偉業で、我々の業界にかけがえのない衝撃を与えたこんなにも多彩な人物を称えることを誇りに思います」」とコメントしている。

他にも生涯功労賞は、ジョージ・ジョーンズ、ダイアナ・ロス、グレン・キャンベル、そして故ジル・スコット・ヘロンへと授与されることが発表されている。

同授賞式はロサンゼルスにて、来年2月12日に行われる。