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ハリウッド版「AKIRA」が製作中止のピンチ

2012年1月12日
大友克洋の漫画「AKIRA」をハリウッドで実写映画化する計画が座礁に乗り上げた。

米メディアは1月6日、ワーナー・ブラザーズが進めてきたハリウッド版「AKIRA」が、予算とキャスティングの問題を抱え、中止せざるを得なくなったようだと報道。当初、1億8000万ドル(約92億円)の予算で企画を進めていたが、6000~7000万ドル(約46~54億円)までカットされてしまい行き詰ってしまったとのこと。一部では、スタジオの上層部が脚本に納得できず、白紙に戻されてしまったことが原因だと伝えている。

ハリウッド版「AKIRA」の企画が最初に立ち上がったのは2008年のこと。レオナルド・ディカプリオ主演で進んでいたが、結局、中止となってしまった。再び企画が出たのは2010年。映画「ザ・ウォーカー」を手がけたアレン&アルバート・ヒューズ兄弟が監督を務めることで企画が進められたのだが、これも断念。

今回は、「蝋人形の館」「アンノウン」のジャウム・コレット=セラが監督を務めることで企画が立ち上がり、映画「トロン:レガシー」のギャレッド・へラウンド、映画「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワートや渡辺謙など大スターに出演のオファーがされていたと報じられていたが、またもや残念な結果となってしまった。

「AKIRA」映画化製作は、まだ頓挫したわけではないが、このままいくと企画は再び流れてしまう可能性もある。果たして3度目の正直となるか、続報が待たれる。
 
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