「グレイズ・アナトミー」パトリック・デンプシー、ドラマよりもレースが大事

海外ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」でデレク・シェパード役を演じて、人気を博しているパトリック・デンプシー。彼にとっては、ドラマよりもレースが大事なようだ。

シーズン8で「グレイズ・アナトミー」の出演契約が満期を迎えるパトリックは、昨年5月、イタリアの「Vanity Fair」誌のインタビューに答え、「次のシーズンが自分にとっては最後のシーズンになる」と発言し、降板するつもりのようだと各メディアが報じる騒ぎとなった。だが、パトリックの広報は、「契約が切れるということを言いたかっただけで、降板するという意味ではなかった」と説明。昨年末、米TV Guideのインタビューに答えた彼も、「自分には養わねばならない家族がいる。だから、このまま続けて出演する話し合いをしてもいいと思っているよ」とコメント、続投の意思があることを示した。

そんなパトリックは、知る人ぞ知る大のカーレース好き。これまでも「ドラマよりレースのほうが好き」と発言、様々なカーレースに出場して、なかなかの成績を残している。

今年も、パトリックは、フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナルスピードウェイにて開催される24時間耐久レース「GRAND-AM ROLEX 24 時間デイトナレース」に出場予定。そのテスト運転をしていた1月8日、彼は米People誌の取材に応じ、「『グレイズ・アナトミー』の出演交渉で最も重要なことは、レースに出場するための時間を作れるかどうか。だから、もし全てのレースに参加できるよう考慮してくれるなら、番組に出演し続けることになると思うよ」と語った。

一方で、「いま番組はノリに乗っている。木曜夜に放送している番組の中ではナンバーワンだし、これから何シーズンも続いていくと思う。ABCは今年調子がいい番組がなかったしね。(交渉では)将来について話し合うよ」とも述べたパトリック。「レースにかける自分の情熱は本物」と言いながらも、「番組の仕事も楽しんでいることは確か。撮影の間は市内にいるから、家族と一緒に過ごせるしね。契約更新の話し合いが上手くいくことを期待しているよ」と、レースとドラマを両立させたい本音を明かした。

パトリックは、昨年の「GRAND-AM ROLEX 24 時間デイトナレース」では、第3位でゴールイン。このレースは、優勝したドライバーにロレックスデイトナの腕時計がプレゼントされるとのこと。パトリックがロレックスを手にして希望通りの契約更新を実現すれば、彼だけでなく番組やファンにとっても喜ばしいことは間違いない。