「ブラック・スワン」ナタリー・ポートマンがTVドラマ界に進出

映画「ブラック・スワン」でアカデミー主演女優賞を獲得したナタリー・ポートマンが、TVドラマ界に進出することが分かった。

米Deadlineによると、ナタリーは、ABCで放送予定のTVドラマ「Scruples」のパイロットをプロデュースするとのこと。映画界で活躍してきた彼女は、これまでTVドラマへの出演経験もなく、本作が初めて関わるTVドラマとなる。

「Scruples」の原作は、1978年のジュディス・クランツによるロマンス小説「スクループルズ -愛と情熱の物語」。大富豪と出会って有名ファッション・デザイナーとなったヒロインが、セックスとスキャンダルにまみれたセレブの世界で生きていく愛憎劇を綴ってベストセラーとなった。

1980年には、「地上最強の美女!バイオニック・ジェミー」で有名なリンゼイ・ワグナー主演でミニシリーズとしてTVドラマ化され、1992年には、続編となる「スクループルズ2 -愛と野望の物語」も出版されている。

ナタリーは、ジュディス・クランツの息子であり、「フェリシティの青春」「24 -TWENTY FOUR-」の製作、「ザ☆ビッグバン!!」の監督などを務めてきたトニー・クランツとともに、「Scruples」の製作総指揮に参加する予定。ナタリー自身がヒロインを演じるかどうかは、現在のところ明らかになっていない。

昨年6月には、「ブラック・スワン」での共演で出会ったバレエダンサーのバンジャマン・ミルピエとの間に、第一子となる息子を出産したばかりのナタリー。彼女が今後、ロケで海外を飛び回ることになる映画よりも、安定したスケジュールで家族との時間が持てるTVの仕事を増やしていく可能性は、大いにあると言えそうだ。