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ペットを殺したことも…コートニー・ラブの薬物依存を娘が赤裸々に証言

2012年2月3日
左:フランシス・ビーンと婚約者 右:カート・コバーン、コートニー・ラブに抱かれるフランシス・ビーン
英デイリー・メールが報じている左:フランシス・ビーンと婚約者 右:カート・コバーン、コートニー・ラブに抱かれるフランシス・ビーン
英デイリー・メールが報じている
奇行や毒舌で知られる女性ロッカー、コートニー・ラブの薬物依存について、娘のフランシス・ビーンが「私の記憶にある限り、母はずっと薬浸りだった」と赤裸々に告白した。

フランシスは、94年に自殺した夫で、伝説のバンド「ニルヴァーナ」のボーカルだったカート・コバーンとコートニーとの間に生まれ、現在は19歳。2009年にコートニーが親権を剥奪されてからしばらくは、祖母に当たるカートの母親と暮らしていた。

The Fixから出版される電子書籍「Courtney Comes Clean」の中では、フランシスが事実上、絶縁状を突きつけた形になった親権をめぐる裁判の詳細な内容に言及。

2009年12月の裁判で、フランシスは「私の記憶にある限り、母はずっと薬浸りでした。向精神薬『ザナックス』、注意欠陥過活動性障害の治療薬『アデロール』、睡眠薬『ソナタ』、抗精神病薬『アビリファイ』を常用し、それに砂糖とタバコを欠かすことはありませんでした」と証言した。

【動画】娘が語ったコートニー・ラブの薬物依存の深刻さとは?


フランシスは7歳になるまで、文字を読んだり書いたりすることができず、コートニーが妊娠中にもドラッグをやっていたと噂され、カートも薬物依存症で有名だったため「ヘロイン・ベイビー」と呼ばれ、イジメられていたという。

また、「母はほとんど食事をせず、ベッドでたばこを吸いながら寝てしまうことがよくあるので、私は常に『母がシーツに火をつけてしまうのではないか』と心配しています。過去にそういうことが3回もありましたから」とも話している。

フランシスの不安は的中。2010年6月にカーテンとベッドシーツ、まくらカバーが燃える火事を起こしている。大家が見たところ、家全体に燃え跡が残っていたそうだ。

薬物依存のせいで、娘の面倒が見られないばかりでなく、ペットの犬や猫を殺してしまったこともあったという。

「飼い猫は、服や書類、がらくたなどに絡まって死んでしまいましたし、飼い犬も、母の薬を飲み込んで死んでいました」

これは、コートニーが常に薬物で朦朧としており、部屋を片付るなどの日常的な家事ができないことを裏付けるエピソードである。

ほかにも、フランシスが17歳の時、コートニーは薬物で我を忘れ、元マネージャーで交際相手のジェイムズ・バーバーの家の前で叫び続けたことがあったらしい。

「母は夜中に私をタクシーに乗せて、彼の家に連れて行きました。彼の家に着くと、母は裸足で飛び出し、大声で彼を呼んだり、家に向かって石を投げつけたりしていました。『家を燃やすわよ』と脅したりもしました。そこには彼の子供たちも住んでいたんだけど、それでも母はやめませんでした」

最後に、コートニーが再三にわたって「金を盗まれている」と警察に訴えを起こしていることついて「母は詐欺を解明することに夢中になっています。1日のほとんどの時間を詐欺への怒りに費やしています」と薬物による幻覚や被害妄想を暗示させていた。

ここまでくると、これで親権が剥奪されないほうがおかしいのではないかとさえ思える。コートニーは大丈夫なのだろうか…大丈夫ではなさそうである。

フランシスは昨年10月、ロックバンド「The Rambles」のシンガー兼ギタリストで、7歳年上のイザイア・シルバと婚約。イザイアがカートそっくりのイケメンであることも話題になった。

2人は、カートの遺産で購入したラニアンキャニオン近くの豪邸で仲良く暮らしているようだ。

薬物に依存する母親との生活は決して楽なものではなかっただろうが、それを反面教師に薬物には手を出さず、幸せな家庭を築いてもらいたいものである。