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愛護団体が猛抗議! ダスティン・ホフマン新作ドラマ「Luck」で3頭の馬が死亡

2012年3月14日
名優ダスティン・ホフマンが主演する、競馬の世界を描いた米HBOの新作ドラマ「Luck(原題)」で、番組制作中に3頭の馬が死亡していたことが明らかになった。

「Luck」は、競馬の世界に焦点を当て、馬主やジョッキー、ギャンブラーといった様々な登場人物たちが織りなす濃密な人間ドラマと、裏で進行する犯罪ドラマを、スリリングに描いていく物語。

この作品には、主演のダスティン・ホフマンをはじめとして、ニック・ノルティ(映画「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」)、デニス・ファリーナ(「Law & Order」)、ジェイソン・ゲドリック(「デスパレートな妻たち」)など豪華なキャストが出演している。


【動画】「Luck」予告編動画


「Luck」は今年の1月に米HBOで本放送がスタート。放送直後から批評家から絶賛され、2月にはシーズン2の制作が決まるなど、大注目の新ドラマだ。そんな話題作の撮影現場で一体何があったのか?

アメリカの複数のメディアが伝えたところによると、3月13日、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外にあるサンタ・アニタ競馬場の厩舎で、「Luck」の撮影に使われている一頭の馬が立ち上がった後、後方に倒れ、頭を強く打って負傷した。馬は専門医の診断により安楽死させられたという。

同番組で馬が死亡するのはこれが3例目。シーズン1でも、レースのシーンを撮影した際、足がもつれた2頭の馬が倒れ、深刻な骨折を負ったため、安楽死させるという事故が起きている。

これに対して動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)は厳重に抗議。「Luck」の制作スタッフが、馬を適切に保護・管理できていないとして事故の詳細と撮影の中止を求めている。

対するHBOは、馬に対する適切な管理はできていたと主張。専門家とともに事故の調査を進めており、馬を使うシーンの撮影は一時ストップしているという。

「Luck」は競馬をテーマにしたドラマだけに、馬抜きの撮影は現実的ではないだろう。果たしてHBOは、馬を使った撮影を再開することができるのか。それとも動物愛護団体や世論の厳しい追及により、撮影中止のような事態に追い込まれることになるのか。
 
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