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息子たちの残酷な行為の代償 ドナルド・トランプ人気番組からスポンサー撤退

2012年3月16日
ドナルド・トランプの息子、ドンとエリック
英デイリー・メールが伝えているドナルド・トランプの息子、ドンとエリック
英デイリー・メールが伝えている
人気リアリティ番組「アプレンティス セレブたちのビジネスバトル」にも出演している、不動産王ドナルド・トランプの2人の息子が、アフリカで野生動物の狩猟を行い、残忍な写真を公開したことで、「アプレンティス」のCMスポンサーが撤退の意向を表明した。

スポンサーを降りたのは、アウトドア用品の販売など行う「Camping World」。米TMZの取材に対し、同社の代表を務めるマーカス・レモニスは「もう彼らのためには1セントたりとも使いたくない」とコメント。

同社のCMは、現在アメリカで放送中の「アプレンティス」シーズン5で流れているが、今後は放送を見送る見通しだ。

問題の発端になったのは、ドナルド・トランプの息子、ドン(34)とエリック(28)がジンバブエ共和国に狩猟に出かけ、象やバッファーロー、豹といった野生動物を次々に捕獲。その写真を誇らしげに公開したこと。

公開された写真は、ドンがナイフを片手に、切り落とした象のしっぽを掲げているものや、2人が、撃ち殺されぐったりとした豹を笑顔で抱きかかえているもの、撃ち殺したバッファローの上に銃を抱きながら座って記念撮影をしたもの、ワニを木から吊るしているものなど、目を覆いたくなるような光景ばかりだったことから、非難が集中していた。

高まる非難に対し、2人は「合法だし、恥じる必要はないと思っている。捕獲した動物たちの肉は、地元の人々と一緒に食べたので、無駄に殺したわけではないし、みんなも普段あまり食べられないような肉が食べられて喜んでいたよ」と主張したが、動物愛護団体PETAなどが猛抗議。2人の発言や行動が、番組のスポンサーにまで波及する事態となり、今後もさらに影響は大きくなるとみられている。
 
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