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ジェームズ・キャメロン「アバター」続編は中国合作で製作?

2012年5月9日
映画「タイタニック」「アバター」などのヒットメイカーであるジェームズ・キャメロン監督が、中国マーケットへの関心と、「アバター」の続編制作に向けた意欲について語った。

中国・電影網によると、去る4月23日、第2回北京国際映画祭の記者会見に出席したキャメロン監督は、「中国の映画マーケットの急速な発展には目を見張るものがある。映画館も驚くべき発達を遂げて、欧米をしのぐほど。3D映画も中国ではとても成功している」とコメント、中国の映画マーケットが秘めているポテンシャルに大変注目していると語った。

先日、中国のDMGエンタテインメントと提携した米ウォルト・ディズニー社が、「アイアンマン3」を米中合作で製作することを発表したばかり。記者会見では、キャメロン監督も合作には興味を持っているとし、「合作において重要なのは、それを奨励するシステムがあること。中国との合作で利益が上がることは間違いなく、ビジネスの面からいって検討する価値があるが、製作においてはメリットとデメリットを考えなければない」と慎重にコメントした。

実際、中国では外国映画の公開本数制限があるほか、政府機関による検閲も行われるなど、製作・公開における障害も多い。最近でも、「タイタニック 3D」は、ケイト・ウィンスレットのヌードシーンをカットして上映されている。

これについて、後日、米ニューヨークタイムズのインタビューに答えたキャメロン監督は、「アーティストとしては、検閲には反対の立場だ。しかし、アメリカでも映画において視聴制限を定めるレーティングのシステムが存在し、それが制作者に自主規制を促しているのも事実」と述べ、検閲問題が必ずしも合作を避ける理由にはならないとし、「アバター2」においても、中国との合作には意欲をもっていると明言した。

スタジオ撮影の3D映画であれば、撮影場所を選ばないということで、キャメロン監督が3D技術を提供して中国で映画制作を行うといった青写真もあるとのこと。

今後は「アバター」の続編制作に没頭すると明かし、第4作まで視野に入れていると発言しているキャメロン監督。様々な懸案事項を解決することさえできれば、「アバター」続編は中国で撮影することになるかもしれない。
 
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