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「X ファクター」あの辛口審査員が挑発的なコメント「下手クソはザ・ヴォイスに行け」

2012年5月30日
米人気オーディション番組「X ファクター」のプロデューサーであり、辛口審査員としても有名なサイモン・コーウェルが、ライバルのオーディション番組を挑発するかのような発言をした。

新審査員としてブリトニー・スピアーズとデミ・ロヴァートが加わったことで話題を呼んでいる「X ファクター」。シーズン2のオーディション収録が先週よりテキサス州オースティンではじまっている。

アメリカの芸能情報サイトによると、オーディションの最中、レベルの低い参加者が続いた時間帯があったという。うんざりした審査員のLA・リードとサイモンはとんでもないことを言ってしまった。

LA・リード「もしもう一度オーディションを受けたいなら別の番組に行ってくれ」

この発言に乗るかっこうでサイモンが続いた。

「そう、『ザ・ヴォイス』のオーディションなら来週やっているって聞いたよ」

つまり、レベルが低くて「X ファクター」には通用しなくても、「ザ・ヴォイス」なら通用かもしれないからそっちに行きなさい、ということだ。非常に侮辱的、挑発的な発言ではあるが、LAやサイモンがそれだけ「ザ・ヴォイス」をライバル視していることの証拠でもある。

「ザ・ヴォイス」は、2011年春にスタートしたばかりのオーディション番組。「X ファクター」を放送するFOXのライバルであるNBCで放送されている。この「ザ・ヴォイス」が好調で、今年5月に高い視聴率を残してシーズン2を終了した。これに気をよくしたNBCは、「ザ・ヴォイス」をこれまでの年1回から年2回放送することを決定。シーズン3がこの秋からはじまることになり、同じく秋からの放送を予定している「X ファクター」と真っ向からぶつかることになった。

「ザ・ヴォイス」は、人気歌手のクリスティーナ・アギレラや人気グループ「マルーン5」のヴォーカル、アダム・レヴィーンなど、審査員に人気アーティスト4人を揃え、盤石の体制でシーズン3に望む。一方の「X ファクター」は、2つの空いた審査員席を埋めるために4ヶ月以上、奔走を続け、なんとかブリトニー・スピアーズ、デミ・ロヴァートを確保したものの、ホスト(司会)のポストはまだ空いたまま。また、過去にさまざまなトラブルやスキャンダルを繰り返してきたブリトニーが審査員を務めることを疑問視する声も多い。サイモンが、「X ファクター」の制作総責任者としてあせりやプレッシャーを感じていたとしてもおかしくはないだろう。

今回のLAとサイモンの発言を「ザ・ヴォイス」側の人間はどのように受け取るだろうか。
 
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