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元「007」俳優が激怒! ハイネケンを飲むジェームズ・ボンドは許せない

2012年5月30日

米TMZより
米TMZより
1969年に公開された、人気映画「007」シリーズの第6作目「女王陛下の007」で主人公ジェームズ・ボンド役を演じたジョージ・レーゼンビーが、「007」シリーズ最新作について激怒している。

人気俳優ダニエル・クレイグがボンド役をつとめる今年公開予定のシリーズ最新作「007 スカイフォール」は、シリーズ通算、第23作目。1962年に公開された「007」シリーズ映画化第1作目「007 ドクター・ノオ」から数えて、2012年はちょうど50周年にあたる。

そんな長い歴史を持つこのシリーズで、主人公のジェームズ・ボンドが飲むお決まりの酒といったらウォッカ・マティーニ、というのは有名な話。「ウォッカ・マティーニをくれ。ステアせずにシェィクで」というセリフは、ボンドお決まりのセリフとして、ファンに親しまれてきた。

この伝統が最新作では断ち切られてしまった、と元ボンド役の俳優ジョージは怒っているのだ。

同シリーズは、劇中にスポンサー企業の商品が登場するということでも有名。米TMZによると、今年はオランダの大手ビール会社ハイネケンと、4500万ドル(約36億円)という巨額のスポンサー契約を結んだという。

この契約によって、シリーズ最新作では、ボンドがいつものウォッカ・マティーニではなく、ハイネケンを飲むことになるというのだ。

ジョージは、ボンドがウォッカ・マティーニを飲まないなんて、今まで続いてきた神聖な伝統を、ぶち壊してしまうことになる、と憤慨。スポンサーのご機嫌とりのために伝統を断ち切ってしまうなんて、「映画製作者は、いつも金を第一に考えてしまうので悲しいよ」とコメント。

たしかに、ボンドのトレードマークであるウォッカ・マティーニを飲むシーンがなくなることを残念に思うファンは多いだろう。スポンサーがいるからこそ、莫大な制作コストがまかなえるという現実もあるが、作品ごとに、スポンサーの色があからさまに出てしまっては、興ざめもいいところだろう。果たして最新作では、どれくらい露骨に「ハイネケン」のビールが登場するのだろうか?

「007 スカイフォール」は、12月1日(土)より全国公開される。