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出演契約で大モメの「モダン・ファミリー」キャスト、大幅ギャラアップで続投決定

2012年7月30日
米ABC放送の大人気コメディーシリーズ「モダンファミリー」に出演する5人の出演者が、契約に問題があるとして、制作会社である20世紀フォックステレビジョンを提訴していた件で、交渉を重ねた結果、出演料アップなどを含む新しい条件での契約を結び、番組を続投する方向で話が進められていることが明らかになった。

ABCのコメディー番組の中で最も人気があり、過去2年、エミー賞最優秀コメディー作品賞を受賞している「モダン・ファミリー」。この作品の制作会社20世紀フォックステレビジョンを相手取り、契約解除を求めて裁判の申し立てをしたのは、番組のメインキャラクターを演じるジュリー・ボーウェン、エド・オニール、ソフィア・ヴァーガラ、タイ・バーレル、エリック・ストーンストリート、ジェシー・タイラー・ファーガソン。6人は、契約は違法で内容的にも大きな問題があると主張。7月24日に予定されていた台本読み合わせは中止に。米メディアは、シーズン4制作が危機に面していると伝えた。

しかし、米TVガイドによると、6人は20世紀フォックステレビジョンと新しい契約を結ぶ交渉を行っているとのこと。全員、26日の台本合わせには出席しており、30日にはシーズン4の撮影が開始されるという。

エド・オニールを除く5人は、現在1話あたり6万5000ドル(約520万円)の出演料を受け取っているが、シーズン4は、ボーナスを含めると1話あたり17万ドル(約1360万円)程度に大幅アップするという。エド・オニールについては、現在1話あたり10万5000ドル(約840万円)の出演料を受け取っているが、いくらにアップするかは明かされていない。さらにエド以外の5人は、バックエンドとよばれる最終利益の一部を受け取る権利も与えられることになった。(エドはすでにその権利を有している。)

大幅ギャラアップと引き替えに、契約期間が7年から8年に延長された他、キャストらは訴訟を取り下げることにも合意するという。

27日に取材を受けたABCのチーフ、ポール・リーは、5人の契約交渉は問題なく進むだろうと楽観的に述べ、「シーズン4は予定通り始まると思っている」と明言。同日夜に行われた、TCA主催のABC秋の番組プレビューに出席した番組製作総指揮者スティーヴン・レヴィタンも、「30日の新シーズン・クランクインが待ちきれない。 素晴らしいシーズンになると思うよ」とコメント。今回の騒動が公になったことについては、「残念なことだ。誰がリークしたのかぜひ知りたいと思っている」と憤りを露わにしたが、早急に解決し安堵したことを明かした。

なお、番組の子役であるサラ・ハイランド、ノーラン・グールド、リコ・ロドリゲス、アリエル・ウィンターの4人も、ギャラの大幅アップを求めていると報道。米Hollywood Reporterは、4人が、シーズン4出演契約交渉で、現在もらっている1話につき約6万5000ドル(約500万円)の報酬を、17万500ドル(約1300万円)まで上げるよう要求するようだと伝えている。なお、サラは、他の3人よりも多いギャラを得ているため、3人とは別に交渉を行う可能性が高いとのことだ。

果たして全ての交渉はスムーズに行われるのだろうか。予定通りであれば、「モダン・ファミリー」シーズン4は、9月26日に放送開始となる。
 
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