人気歌手クリス・ブラウン、カミングアウトした新人歌手フランク・オーシャンに「ノー、ホモ」発言で物議

先日、ゲイであるとカミングアウトし、ヒップホップ界に大きな衝撃を走らせた新人歌手フランク・オーシャン。

ヒップホップアーティストとしてはかなり異例のカミングアウトということもあって、世間を騒がせるホットな話題である。そこに、おさわがせ歌手クリス・ブラウンがコメントし、大きな反響を呼んでいる。

米ニュースサイトNew Now Nextによると、事の発端は、クリスがフランスのカンヌのクラブから出ようとした時、パパラッチにフランク・オーシャンのゲイ発言について質問された時のこと。車に乗り込もうとするクリスは「ホモはありえない!」とコメントしたことから始まった。

そんなコメントをしておきながら、自分で言ったことを否定し、「フランク・オーシャンがゲイをカミングアウトしたことだけど、相手が誰であれ、愛したのなら、それを通すべきだよ」とツイッターで主張。

もちろんこういった二人の対立は、今に始まったことではない。しかしクリスの、面白いほどの変わり身にびっくりだ。ある情報網によれば、ツイッターでの衝突にとどまらず、クリスはフランクの車のあとをつけるよう、人を送り込んだこともあるという。

さらにこう続く。「みんな、責めるべき相手を間違えてるよ。平等っていう考えが重視されてから、個人としての個性が失われてきたんだ」と支離滅裂なコメント。

ゲイ非難をしたコメントを棚に上げて、自分を正当化しようとしているようにも見える。賛否両論分かれるこの問題。クリスの一言で起きた議論が、今後どのように発展し、どんな影響を与えるのか気になるところである。