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「アメリカン・アイドル」降板のスティーヴン・タイラー、番組に対する愛憎の気持ちを赤裸々告白

2012年8月6日
先月、人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」を降板したスティーヴン・タイラーが、2シーズンに渡り審査員を務めた同番組について赤裸々に語った。

米人気ロックバンド、エアロスミスのヴォーカリストであるスティーヴンが、辛口審査員だったサイモン・コーウェルの後任者に決まった時、番組ファンの間では賛否両論の声が上がった。実は、スティーヴン自身も同じように複雑な気持ちであったという。

スティーヴンは、ローリングストーン誌のインタビューで、「アメリカン・アイドル」について、「愛してたし、憎んでもいたよ」と述べたうえで、「素晴らしい仕事だった。ジェニファー・ロペスの隣に座って、大金を稼いでいたんだしな。人生の中において、英雄になった瞬間だったよ」と、正直な気持ちを明かした。

スティーヴンは、サイモンの後釜として番組入りしたが、彼はサイモンのジャッジ・スタイルを引継ぐことはできなかったという。「あの番組は子供たちが主人公で、彼らの才能をどう育てるかという番組だ。子供たちをからかってほしいと求められたけど、オレはそんなタイプじゃないんだよ」と説明した。

また、スティーヴンは、噂されていた通り、エアロスミスのバンドメンバーとケンカをしていた真っ最中に「アメリカン・アイドル」の仕事を引き受けたことを告白。「アメリカン・アイドル」の仕事について、「正直言って、嵐が去るまでの間にやった何かって感覚だったね」と述べた。そして、現在は、バンドメンバーと仲直りをして関係は良好であり、今後は音楽に全てを捧げていくつもりだとも明かした。

エアロスミスのニューアルバム「Music From Another Dimension on the Earth, Moon, Mars, and way beyond the stars(原題)」は、11月6日にリリースされる予定。
 
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