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“アメリカで最も影響力のある女性”オプラ・ウィンフリー、あの人気女性司会者のカミングアウトによって人種差別を受けたと告白

2012年8月23日
アメリカで1986年から2011年まで放送されていた国民的トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」の司会者を務めていたオプラ・ウィンフリーが、米人気女性司会者エレン・デジェネレスのカミングアウトを助けたとして、人種差別を受けたと語っている。

アフリカ系アメリカ人のオプラは、アメリカで最も視聴されているトーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」で大ブレイク。知名度を利用した慈善活動などを展開し、女性から絶大的な支持を得るようになった。2010年には、 3億2400万ドル(約266億円)を稼いだとされ、ハリウッドで最も稼いだ女性セレブに選ばれる。また同年に、米TIME誌が選ぶ「世界で最も影響力のある人物」の一人として紹介されている。

そんな凄い経歴を持つオプラが、米Hollywood Reporterの雑誌で、人気女性司会者のエレンのカミングアウトに関わったとして、アフリカ系アメリカ人を差別する“Nワード”を使われたと告白。「『アフリカにさっさと帰れ。何様だと思っているんだ?』みたいなバッシングの手紙や電話がたくさんきたの」と語っている。

「エレンの部屋」の名物司会者で、人気海外ドラマ「アリー・myラブ」でネル・ポーター役を演じていたポーシャ・デ・ロッシと2008年に結婚したエレンは、1997年、オプラのトークショーに出演の際、自身がレズビアンであることを認めた。

その後エレンは、自身が主演を務めるシットコム「Ellen」にオプラをゲストに招待。1997年4月に放送された「The Puppy Episode」と題されたこの回は、オプラ扮するセラピストが、エレン演じるエレン・モーガンがレズビアンであると気付かせる手助けをするというストーリーであった。

この放送後、オプラだけではなく、エレン自身も、過激な宗教団体からバッシングを受けたり、「Ellen」の番組製作者たちが殺害の脅しを受けたりした。

「誰がレズビアンを昼間の番組で見たいんだ?」と言われていたエレンであったが、現在は女性からの絶大な支持を受けている。そんなエレンをサポートし続けてきたオプラは「人々がエレンを大好きな理由は、彼女の中身を見ているからなの。性別や性的趣向なんて関係ない」と批評している。
 
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