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「ゴシップガール」セリーナ母役ケリー・ラザフォード、親権裁判で敗訴

2012年9月3日
人気海外ドラマシリーズ「ゴシップガール」でリリー役を演じている女優ケリー・ラザフォード(43)が、2010年に離婚した億万長者の元夫ダニエル・ギエルシュとの間で争っていた、2人の子供たちの親権裁判で敗訴した。

ケリーとダニエルは2008年に結婚したが、第二子妊娠中の2008年12月に破局。その後、泥沼の親権裁判を繰り広げた。その際ケリーは、元夫が子供たちの安全を確保できていないことを証明するため、私立探偵を雇いダニエルをスパイするよう依頼。今年5月、その私立探偵から報酬未払いで訴えられ、このことが明らかになり、世間からはやり過ぎではという声があがった。

現在、5歳と3歳の子供たちはダニエルの故郷であるフランスで生活しており、ケリーは子供たちをアメリカに移住させようと裁判所で訴えてきた。しかし、ダニエルのUSビザが無効であるため子供たちがアメリカに住むようになると面会することが難しくなること、また、ケリーの方が仏米間を行き来して子供たちと時間を過ごすことが可能であるという点から、裁判官はダニエルがこのままフランスで子供たちと共に暮らしていてよいという判決を下した。

米TMZによると、裁判官は、ダニエルは子供たちとケリーが良い親子関係を持てるよう協力的であるが、ケリーはそうでないと指摘。裁判所から数回に渡り指示されているにも拘わらず、娘の出生証明書の父親の欄にダニエルの名前を記載しないことも、裁判官の印象を悪くしたようだ。

なお、ケリーには子供たちと50%の時間を過ごす権利が与えられているとのこと。ダニエルは、ケリーのために年に6回の往復航空券を購入し、彼女がフランスに滞在する間は、家と車を用意するよう命じられている。

ケリーは、フランスとアメリカを行き来することは骨が折れることだと主張。子供たちも有意義な時間を過ごすことは不可能だと思っており、この判決に大変困惑しているとのこと。判決を不服として上告するとしている。
 
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