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リヴ・タイラー、マット・ボマーらが出演するSFコメディ映画「Space Station 76」 2013年公開

2012年10月31日
映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのリヴ・タイラー、人気ドラマ「ホワイトカラー」のマット・ボマー、映画「ウォッチメン」のパトリック・ウィルソン、TV映画「災厄の街」のマリサ・カフランが、SFコメディ映画「Space Station 76」の撮影を終えたばかりであることが発表された。

米Hollywood Reporterによると、リヴ、マット、パトリック、マリサの4人は、「なんちゃってガールズ」のジャック・プロトニックが手掛ける「Space Station 76」に出演。この作品は、1970年代に描かれていた未来を舞台に、スペースステーションで繰り広げられる物語。リヴは新しく就任するキャプテン補佐役として登場。パトリックは冷酷で自滅的なキャプテンを演じる。マットが演じるのはロボットの手を持つ技術者役で、妻に巧に操られているという設定だという。

4人のほかにも、「ディフェンダーズ 闘う弁護士」のジェリー・オコンネル、「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」のカリ・ローシャらが出演している。撮影は、ロサンゼルスで誰にも気づかれることなく行われたという。

脚本はジャックが執筆し、監督と製作総指揮も務めた。ジャックは、人気コメディ「Reno 911! 」など数多くのTVコメディ/ドラマや映画に出演しているが、脚本家や演劇コーチとして知られている。「Space Station 76」の脚本は他の役者と共同で執筆したそうで、ジャックは当初、スペースステーションを、彼が70年代に育った郊外に隠喩しようと考えていたという。

ジャックは、Hollywood Reporterの取材に対して、「70年代はディスコとフリーラブの時代だったと思っている人が多いけれど、郊外では"パーティーって何だ?"という感じで時代から取り残されていたんだ」「これは70年代に自分が抱えていた感情を物語にした作品なのださ。両親は不仲なのに子供たちのために離婚をせずにいた。そんな両親に敬意を示す作品だと言ってもよいかもね」「自分は、みんな宇宙に浮かぶ一人ぼっちの船で、必死に交信しようとしていると感じるんだ」と作品を制作した経緯を明かしている。

ジャックは「Space Station 76」の脚本を、共通の友人を通してパトリックに送り、彼が乗り気になったことから企画が進み出したとのこと。その後、ジャックが運営する演技指導ウェブサイトからビデオをダウンロードしたり、本を購入したりしていたリヴから、ぜひ一緒に仕事をしたいと申し出を受けたそうだ。

撮影は20日間行われたそうで、現在、ポストプロダクション作業中とのこと。映画は2013年に公開される予定だという。
 
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