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偉大すぎて(?)誰も監督したがらない「スター・ウォーズ」、大物監督が次々とパス

2012年11月12日
今年10月末に制作が発表された大人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズの新エピソード「スター・ウォーズ エピソード7」。新たに、映画「リトル・ミス・サンシャイン」や「トイ・ストーリー3」などで知られる脚本家、マイケル・アーントを迎えた同作品だが、未だに誰が監督を務めるのか決まっていない。そんな中、候補に挙がっている監督たちがそれぞれ同作品についてコメントをした。

真っ先に候補に挙がったのは、やはり映画監督の巨匠、スティーブン・スピルバーグ。しかし、彼は「とんでもない!アレは僕の専門じゃなくて、親友ジョージ(・ルーカス)の専門だからね」とコメント、早々に期待を破られてしまった。

監督を辞退したのはスピルバーグだけではない。映画「イングロリアス・バスターズ」や新作映画「ジャンゴ 繋がれざる者」で知られるクエンティン・タランティーノ監督は、同作品の監督を務めることについて、「まったく興味がないね」とバッサリ。「悪いけどね。しかもディズニー制作でしょ。僕はサイモン・ウェスト版のスター・ウォーズには興味ないから」と、なぜかサイモン・ウェスト監督までをも侮辱するような断り方をした。

さらに、映画「ウォッチメン」や「300〈スリーハンドレッド〉」などで知られるザック・スナイダー監督は、「監督したいかと言われると、そうは思わないかな」とコメント。「自分自身スター・ウォーズの大ファンだけど、エピソード7、8、9とやっていくって、まさに破滅への道だよね。自分の目で確かめたい、実に神話的な試みだけど、それには相当な努力が必要だからね」と、終始乗り気ではない様子をうかがわせた。

また、映画「Super 8」などで知られるJ・J・エイブラムス監督は、「スター・ウォーズのファンすぎて、自分にはできない」とコメント。「スター・ウォーズは僕の大好きな映画だからね。誰しもあんな伝説的な作品を監督するとなると、それが重荷になってしまうと思うんだ」と、なんとも説得的な理由を教えてくれた。

残された監督候補としては、CGアニメーション映画「Mr.インクレディブル」やトム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」などで知られるブラッド・バード監督や、映画「アイアンマン」シリーズなどで知られるジョン・ファヴロー監督がいるが、果たして彼らがどう思っているかは未だわからない。

米映像製作会社ルーカスフィルムをディズニーが買収したことから制作実現へ至った同作品だが、逆にそれがアダとなってしまったのか、数多くの大物監督が候補に挙がっているものの、どうやら誰も乗り気でないようだ。さらに、大作シリーズである上、ここまで話題になると周りからの期待も高まる反面、原作通りにしてほしいと願う多くのファンの要望など、監督が板挟みになる要素は多いようで、まさにたらい回し状態になっている。

せっかく新エピソードの制作が決定した伝説的映画「スター・ウォーズ」。男気ある監督にぜひとも名乗り出ていただきたい。
 
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