打ち切り発表から一転、「THE KILLING」AMCで放送継続か

米ケーブルTV局AMCが今年夏に放送終了を発表したミステリー・ドラマ「THE KILLING　～闇に眠る美少女」が、同局で引き続き放送される可能性が出てきた。

「THE KILLING」は人気海外ドラマ「コールド・ケース」のヴィーナ・サッドが手掛けるミステリー・サスペンス。シアトルに住む17歳の美少女の死を巡る、複雑な人間関係を描いた作品である。内容的には面白いと好評であったが、今年6月に放送されたシーズン2のラストエピソードは190万人しか視聴せず、AMCは7月27日に、シーズン2をもって放送終了することを発表した。

しかし、番組制作をしている米FOXテレビジョン・スタジオは、他の放送局で継続したい意向を示し、どの番組が名乗りを上げるのかが注目されていた。

そして、先月11月、AMCがオンラインDVDレンタル会社ネットフリックスと、シーズン3を共同で制作することについて交渉が行われているという報道があった。AMCで放送した後、ネットフリックスで配信許可する案が検討されているという。

そして米Varietyが伝えた最新の情報によると、「THE KILLING」のショーランナー、ヴィーナ・サド、製作総指揮者のドーン・プレストウィッチとニコル・ヨーキンが、シーズン3の構成を練っている最中だという。

AMCとネットフリックスとの契約はまだ協議中だが、もしAMCで「THE KILLING」が継続放送されることになった場合、2013年5月にはシーズン3がオンエアされるだろうと伝えられている。