『ザ・ホワイトハウス』のジョン・スペンサー死去

米NBC局の人気政治ドラマ『ザ･ホワイトハウス』で副大統領候補レオ・マクギャリー役を演じていたジョン・スペンサーがアメリカ現地時間16日に死去した。享年58歳。

死亡原因は心臓発作で、ロサンゼルス病院で息を引き取ったと彼の広報は発表している。

NBC局は「みなに愛された才能のあるジョンを失ったことに深い悲しみを感じている」とコメント。

『ザ・ホワイトハウス』の製作総指揮ジョン・ウェルズも「ジョンは素晴らしい俳優で本物の紳士だった。かけがえの無い友人である彼と一緒に仕事が出来て本当に光栄だった」とコメントを出している。

ニューヨーク生まれでニュージャージー育ちのジョンは、1964年米ABC局の『パティ・デューク・ショー』（1963年～1966年）でTVデビューを飾った後、ニューヨーク大学などで勉学に励むものの退学し俳優業に専念。『Another　World』（1964年～1999年）や『L.A.ロー』（1986年～1994年）など大ヒットテレビ番組にレギュラー出演し、『ザ・ホワイトハウス』のレオ・マクギャリー役では2002年にエミー賞助演男優賞を受賞、ゴールデン・グローブにもノミネートされた。

私生活ではアルコール依存症を克服した後、禁煙にも成功。結婚はしていないが、女優のパトリシア・マリアーノと長年に渡り交際をしており2000年から同棲もしていた。