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イラン側の視点で描く映画「アルゴ」の制作が決定! 米版に対抗

2013年1月15日
ベン・アフレックが監督を務めた映画「アルゴ」の題材となった“イランアメリカ大使館人質事件”をイラン側が、別の視点から描くことが明らかになった。

「アルゴ」は、1979年11月、イランの過激派がアメリカ大使館を占拠し、52人のアメリカ人外交官を人質に取った事件をベースに、命からがらその場を逃げ出した6名の大使館員を救出するべく、CIAのトニー・メンデスらが、彼らをカナダの映画クルーに見立てて、国外へ救出させるという、実話を描いたサスペンス・ムービー。

本作で監督・主演・製作を務めたベン・アフレックは、つい先日行われた第70回ゴールデン・グローブ賞で、見事、作品賞・監督賞を受賞するという快挙を達成。作り手としての手腕を高く評価された。

Mehr News Agencyによると、イランの映画制作者と俳優のアタオラ・サルマニアンは、“歴史的背景をしっかりと描ききれていない”「アルゴ」への適切な処理として、イランアメリカ大使館人質事件を別の切り口から描いた映画「The General Staff」を制作することを決定した。

「The General Staff」は、イランの革命家によって、アメリカに引き渡された20人のアメリカ人の人質を描いたもの。アタオラ曰く、物語についての適切な見方が欠落している「アルゴ」とは異なり、「The General Staff」は目撃者の証言を基に制作されるという。

イランの芸術事務局も出資するとされている「The General Staff」は、来年より制作が開始される予定だ。
 
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