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「ジャンゴ 繋がれざる者」イベントに本物のタランティーノ監督が登場し会場大パニック

2013年2月12日
クエンティン・タランティーノクエンティン・タランティーノ
2月12日(火)新宿のトークライブハウス、ロフトプラスワンでクエンティン・タランティーノ監督の最新作「ジャンゴ 繋がざれる者」のスペシャルイベントが開催された。

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「ジャンゴ 繋がれざる者」は19世紀中期のアメリカ南部を舞台に、奴隷だった男が妻を取り返すための熾烈な闘いを描いた作品。先日行われた第66回英国アカデミー賞で本作に出演しているクリストフ・ヴァルツが助演男優賞、タランティーノ監督は脚本賞を受賞し2冠を果たした。アメリカで2月24日に開催されるアカデミー賞では5部門でノミネートされている大注目作品である。

この日行われたイベントは、チケットがわずか10分で完売したほどの盛況ぶり。生粋のタランティーノおたく150名が一堂に会したこのイベントには、タランティーノファンのみならず、映画評論家の町山智浩氏、特殊評論家の柳下毅一郎氏、「ジャンゴ 繋がれざる者」のオリジナルポスター「鎖無用のジャンゴ」をデザインした、ポスターデザイナー高橋ヨシキ氏が登壇し、マカロニウェスタンを熱く語った。

タランティーノ監督は本作を作るに当たり、映像制作者である石熊勝己氏からマカロニウェスタンのDVDを20~30枚提供してもらったというエピソードや高橋ヨシキ氏のポスターを気に入り、タランティーノ監督は自宅のバーに彼制作のポスターを飾っているとのエピソードも飛び出し、思いがけないタランティーノ監督と日本の繋がりにイベント参加者は興味深々で聞き入っていた。



トークも大いに盛り上がってきたところで、来場者が泣いて喜ぶサプライズが起こった。なんとタランティーノ監督がサプライズゲストとして登場したのだ。英国アカデミー賞を終えてすぐに、このイベントのために飛行機に乗って駆け付けてくれたたとのこと。ホンモノのタランティーノ監督の登場に来場者は歓喜。テンガロンハットをかぶり、持参したモデルガンを取り出し、ガンマンになりきって監督を迎えた。

その後、来場者から質疑応答を行い、タランティーノ監督は来場者から質問1つ1つに丁寧に答えた。デジタルを嫌い、アナログによる手法での撮影にこだわりをもつ監督は、本作でもアナログのみを使って撮影したことを明かした。

登壇者の高橋さんが作中のある場面について「デジタルじゃないんですか?」と驚きを示すと、「僕は何もデジタルでやっていない!」と力強く答えた。物理的に撮れないものは撮影しないと述べるタランティーノ監督。アナログ撮影にこだわった「生」の映像を「ジャンゴ 繋がれざる者」では体験することができる。

最後に司会者から一言日本のファンに向けてコメントを頼まれると、監督はお茶目に「お願いだから観てね!」と述べて笑いを誘った後、「いつも応援ありがとう! 20年間自分の監督してきた作品をサポートしてもらえることに感謝しています。自分の監督した作品を携えて来る度、日本は自分にとって本当に特別な場所であると実感します。この新作「ジャンゴ 繋がざれる者」を観てやられちゃってください!」と述べて、アメリカでタランティーノ映画史上最大のヒットを記録した本作への想いを熱弁した。



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【動画】「ジャンゴ 繋がれざる者」予告編


■映画情報
3月1日(金)より丸の内ピカデリー他にて全国公開。

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン 

公式サイトはこちら


配給:ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント
 
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