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新海外ドラマ「ニュースルーム」試写会に鳥越俊太郎氏登場!報道現場の葛藤について語る

2013年3月26日
「ニュースルーム」試写会に登場した鳥越俊太郎「ニュースルーム」試写会に登場した鳥越俊太郎
4月8日(月)よりWOWOWで放送がスタートする新海外ドラマ「ニュースルーム」の試写会が3月25日(月)、都内で開催され、上映後にはジャーナリストの鳥越俊太郎を招いてのトークセッションが行われた。

「ソーシャル・ネットワーク」の脚本家アーロン・ソーキンが製作総指揮を務める本作。ビンラディン殺害やエジプト革命、さらには日本の福島第一原子力発電所事故など現実に起きた事件を題材に、悪戦苦闘しつつもニュースを視聴者に届けることに全力を尽くす報道専門チャンネルのスタッフたちのドラマを描く。

自己紹介と共に「先月、73歳になりました」と報告した鳥越。大学卒業後に新聞社で24年、さらにその後、テレビでも同じく24年働いてきたことになる。雑誌の編集長、インターネットメディアでの仕事など「現存するメディアはほぼ経験しました」と誇らしげに語る一方で「あとは映画ですね。映画を作りたいな、とこの作品を見ながら思いました(笑)」と本音を明かす。

本作については「言わんとしていることは日本(の放送界)と同じ」と語る。劇中に登場する「昔のニュースには品格があった。それは我々が信念を持っていたからだ」というセリフに触れ「この言葉が作品を表している。民放はスポンサーや視聴率を気にするようになり、視聴者におもねるようになっていってしまった」と語る。

自身、長年にわたって報道番組「ザ・スクープ」のキャスターを務めてきたが、この作品の主人公たちと同様に「葛藤があった」と鳥越。視聴率を取るための題材について「ある程度考えざるを得なくなってくる」と苦渋の表情を浮かべていた。

ちなみに鳥越は子どもの頃はあがり症で臆病だったそう。最初の放送ではめまぐるしく切り替わるカメラに付いて行けず「きょろきょろとあちこちを見渡していて、チンパンジーがしゃべっているようだった(笑)」と自虐的に語る。キャスターとしての資質について「緊張を集中力に出来ること」「瞬発力と理解力」などを挙げるが、自身の道のりもまさに悪戦苦闘だったよう。同僚のキャスターだった田丸美寿々とは「CMやVTRの間、『あなたはしゃべり過ぎだ』といつもケンカをしてました」と明かす。放送終了後にメイク室で田丸から批判を受けた際には「殺意さえ抱きましたよ(笑)」と本音を漏らし、客席の笑いを誘っていた。

最後に今後の報道番組の在り方について問われると「例えば沖縄の問題は視聴率は取れないから局はやりたがらない。それでも『やらなきゃいけないだろう』というところがある。そこに正解はない。現場の人々が戦いながらやっていくしかなく、ひとりひとりの生き様が問われることになると思います」と訴えた。

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■「ニュースルーム」

4月8日(月)スタート(全10話)[第1話無料放送]
・毎週月曜 夜11:00
・毎週火曜 深夜0:10


■ ストーリー

全米TV界で日々生き馬の目を抜く競争に追われる、報道専門チャンネル“ACN(アトランティス・ケーブル・ニュース)”。その人気ニュースアンカー、ウィルはある大学のパネルディスカッションで非国民発言をしてしまったことが問題視される。そんな彼のニュース番組を新任のエグゼクティブプロデューサー、マッケンジーが引き継ぐが、彼女はウィルの元恋人だった。

そんな彼らやスタッフのもとに世界中から届く最新ニュースは、メキシコ湾原油流出事故、日本の福島第一原子力発電所の事故。ニュースの裏にある真実をどう捉え、どう伝えるか。時に激しい議論も辞することなく、彼らは生放送を通じ、本物のニュース番組を生み出していく。


■ 出演者

ジェフ・ダニエルズ (ウィル・マカヴォイ役/声:郷田ほづみ)
エミリー・モーティマー (マッケンジー・マクヘール役/声:石塚理恵)
ジョン・ギャラガー・ジュニア. (ジム・ハーパー役/声:川中子雅人)
アリソン・ピル (マギー・ジョーダン役/声:冠野智美)
トーマス・サドスキー (ドン・キーファー役/声:神奈延年)
デヴ・パテル (ニール・サンパット役/声:逢笠恵祐)
オリヴィア・マン (スローン・サビス役/声:ちふゆ)
サム・ウォーターストン (チャーリー・スキナー役/声:清川元夢)
 
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