来日した「君と歩く世界」マリオン・コティヤールが中谷美紀と美の共演! 同年代女優として互いをリスペクト

不慮の事故で両脚を失った女性が再び力強く歩み始めるまでを描いた珠玉の感動作「君と歩く世界」のプロモーションのため、主演のマリオン・コティヤールとジャック・オディアール監督が3月26日(火)、都内で行われたジャパン・プレミアに登壇。特別ゲストとして女優の中谷美紀も登場し、日仏実力派女優の共演が実現した。

本作は、南仏のリゾート地を舞台に、シャチの調教師として働いていたものの、ショーの最中に両脚を失う大ケガを負ってしまった女性ステファニーと、他者への愛を表現する術を知らない武骨で無愛想な流れ者アリが互いに助け合い、支えあいながら希望ある未来へと歩き出すさまを描いたラブストーリー。

この日のイベントに淡いラベンダー色のドレスで登場したマリオンは、MCのLiLiCoから本作の出演オファーが来たときの感想を問われると、「私をこの役にと監督が思ってくれたのはすばらしいことだと感じたわ。ステファニーという女性は、ほかの映画にはあまり出てこないような強い存在感のある女性なの。ストーリーもすばらしくて、私って世界一幸せな女優だなって思ったわ」とコメント。

一方、世界的にも知名度の高いマリオンを本作に起用したオディアール監督は、ステファニーを演じられるのはマリオンしかいないと思っていたそう。「彼女の家に行って、手を取って『お願いします!』と言ったんだ。そしたら彼女が『ハイ』と言ってくれたんだよ」と、出演オファーはフランス流(?)のロマンチックなものだったことを告白。

その後、マリオンと同じく女優で、年齢も同じ中谷美紀が花束を持って登場。中谷さんはマリオンについて「地球の裏側でこんなにすばらしい女優さんがいるっていうのはとても刺激になります。数々の映画で彼女が笑うたびに私も笑顔になり、彼女が涙をこぼすたびに同じように涙し、喜怒哀楽をマリオンさんの映画と共にしてきました」と女優マリオンへ賛辞を送るとマリオンは中谷さんに駆け寄りハグ。

そんな日仏女優の競演を見たオディアール監督は、2人の今後について「もしかしたら共演もあり得るかもしれませんね。でも、ギャラがちょっと高いかな?」と発言すると、中谷さんは「安売りしますよ!」と流ちょうなフランス語でコメント。マリオン、監督はもちろん、会場の笑いを誘っていた。

マリオンと対面できたことがよほど嬉しかったのか、イベントでは言葉につまる部分も多々見られた中谷さん。その様子を見たマリオンは、中谷さんの背中にそっと手を差しのべるなど、同じ女優として互いをリスペクトしあう気持ちが垣間見えるイベントとなった。

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■映画情報

2013年4月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開

監督・脚本: ジャック・オディアール　
出演: マリオン・コティヤール、マティアス・スーナーツ

配給: ブロードメディア・スタジオ

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(c) Why Not Productions - Page 114 - France 2 Cinéma - Les Films du Fleuve – Lunanime