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映画「ビトレイヤー」主演ジェームズ・マカヴォイ最新インタビュー:「型破りな映画だから引き受けたんだ」

2013年5月9日
©The British Film Institute 2013
5月4日(祝・土)より全国公開となった映画「ビトレイヤー」の主演俳優ジェームズ・マカヴォイのインタビューが公開された。

本作は、リドリー・スコット製作総指揮、「ゼロ・ダーク・サーティ」のマーク・ストロングによるクライム・サスペンス・アクション大作。「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のジェームズ・マカヴォイ主演最新作だ。

本作で主演を務めたジェームズが、インタビューで役柄についてや撮影秘話、さらにはプライベートなど様々なことを語った。

◆本作を引き受けた理由は?

「ふつうの英国版ギャング映画の鋳型に入らないような型破りなスタイルの映画だという点かな。イギリスのギャング映画が悪いというんじゃないよ。イギリスのギャング映画でよい映画も沢山あるけれど、この映画はこれまで多かったイギリスの社会派ギャング映画の枠を出ている点がとても新鮮に思えたんだ」

◆この映画はガン・カルチャーがテーマになっています。イギリスでは警察が拳銃を装備しないですよね。警官が拳銃を装備する国は多いですが、あなたの意見は?

「警官がどうしても拳銃を装備しなければならない理由はあまりないと思う。それも最近のアメリカの銃犯罪について考えてみれば。警察が装備すれば犯罪者にしても、銃をもつ何か言い訳を作ることになる。だからイギリスでは警官が拳銃をもたず、したがって銃犯罪も比較的少ないのは悪い状況ではないと思う」

◆撮影で怪我をしたことはありますか?

「映画の撮影で怪我をしたことはないんだ。アクション映画でも。『ウォンテッド』の時に耳にバイ菌が入って化膿したくらいかな。蝋のはいったお風呂に横になるシーンがあって、それが耳にはいったみたいで。他にはないんだ。子供の頃はよく怪我をしたけどね」

◆私生活は秘密主義ですが、それはだんだん難しくなってきていますか?

「そんなことはないよ。マスコミは僕が私生活について話したがらないのを知っているから。道で人に声をかけられることあるけれど、それは別に嫌じゃないよ。ただ家族については、公けでは話したくないんだ。今のところは僕らの意思を尊重してもらっている。マスコミとの関係というのは相互関係だと思うよ。キャリアを築くためにマスコミを利用する人はいるし、それが悪いと批判する気もないよ」

映画「ビトレイヤー」は、新宿シネマカリテほかにて全国公開中。


■ ストーリー

巨大な陰謀の影に≪裏切り者(ビトレイヤー)≫――。

事件に巻き込まれた息子から連絡を受けたスターンウッド(マーク・ストロング)は、潜伏からロンドンへと戻ってくる。捜査官のマックス(ジェームズ・マカヴォイ)にとっては、かつて心身ともに深い傷を負わされた因縁の相手であり、大物犯罪者のスターンウッドを捕まえるまたとないチャンスだった。衝突を繰り返す二人だったが、やがて政府絡みの陰謀に巻き込まれたことを知り、互いが生き延びるため協力し、巨大組織と戦うことになる。


■ 公開情報

「ビトレイヤー」
新宿シネマカリテほかにて全国公開中

監督・脚本 : エラン・クリーヴィー 「Shifty」英国映画テレビ芸術アカデミー賞ノミネート
製作総指揮 : リドリー・スコット 「プロメテウス」
出演 : ジェームズ・マカヴォイ「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」、マーク・ストロング「ゼロ・ダーク・サーティ」、アンドレア・ライズブロー「オブリビオン」、ピーター・ミュラン、ジョニー・ハリス、デヴィッド・モリッシー
配給 : ファインフィルムズ
©The British Film Institute 2013
 
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