「スター・トレック」キャスト＆監督来日! ＪＪ監督覚えたての日本語は「じぇじぇ」! 意外すぎる告白も

この夏大注目のSF超大作映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を引っさげ、監督のJ.J.エイブラムス、そして、クリス・パイン(カーク船長役)、ザッカリー・クイント(スポック役)、アリス・イヴ(キャロル役)という豪華キャストがそろって来日。猛暑が続くお盆まっただ中の8月13日、都内で来日記者会見を行った。

今回、会場となったのは、東京・六本木にある「ニコファーレ」。本作で悪役ジョン・ハリソンを演じているベネディクト・カンバーバッチが7月に来日した際も、ここが会場として使われた。四方を囲む巨大スクリーンにファンからのコメントがリアルタイムで流れる不思議な空間に、ベネディクトのテンションが上がりっぱなしだったことがまだ記憶に新しい。

まるでエンタープライズ号から転送されてきたかのような演出でいきなり観客の前に登場したクリス、ザック(ザッカリー)、アリス、エイブラムス監督の4人。クリスは、「まるで映画のセットみたいだ」とビックリ。ザックも「4月から行ってきたプロモーション活動をこのような最高の場所で終わることができてうれしい」と、今まで体験したことのない会場に最初から大コーフンの様子だ。

そんな4人をさらに歓迎するかのように、インターネットで会見を見ているファンが次々とコメントを投稿。それがリアルタイムで壁のスクリーンを流れていく。エイブラムス監督登場の際には、「We Love you, JJ」というメッセージが大量に流れた。7月カンバーバッチ来日の際に彼が「We Love you, JJ」とファンにタイプするようにお願いしたのを覚えている人も多いのだろう。



計4名の来日ゲストが登壇した今回の記者会見では、効率よく質問に回答してもらうために「90秒 クイック・クエスチョン」という試みを実施。4人のゲストたちは90秒という短い時間に質問に答えきろうと必死で奮闘。まるでクイズ番組のような演出だったが、特にJ.J.エイブラムス監督はノリノリの様子で次々と質問に回答。最近、覚えた日本語はと聞かれ「じぇじぇ」と答え、会場は大爆笑となった。アリスも自己紹介の際に「アツイ」と片言の日本語であいさつし、会場を和ませた。

日本の本作のキャッチコピーは「人類最大の弱点は愛」。それにちなんで、ファンからクリス、ザック、アリスの弱点は何かと質問されると、ラーメン好きなクリスは「ラーメンに対する愛が弱点かな!」と即答。アリスは「弱点をさらけ出すのはレディらしからぬこと」といいながらも、「やっぱり愛が私の弱点」だとし、本作でも重要なキーワードとなる愛のもつ力の強さを訴えた。

もちろん作品のPRも忘れない。エイブラムス監督は「脚本が素晴らしく、様々な要素が詰まった作品で、キャストもみんなも最高だ」と、自信に満ちた表情で本作を大プッシュ。特に、今回新たに加わったキャストを絶賛。先月来日したベネディクト・カンバーバッチについては、「悪役だが、共感を誘う演技がすばらしい」とベタぼめした。

さらに、監督は意外な告白も。なんと子供の頃はあまり「スタートレック」シリーズのファンではなかったというのだ。しかし、「作品を手がけるうちにファンになった」そうで、今では「スター・トレック」シリーズの虜になってしまったそうだ。

エイブラムス監督は、本作の中でお気に入りのシーンはベネディクトとクリスが映るシーンで、一番苦労したシーンは最初のジャングルのシーンだと明かす。「常にプレッシャーを感じながら撮影している」と話すエイブラムス監督が作り出す圧巻の映像と俳優たちの渾身の演技を本作で味わうことができるだろう。

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」は8月16日(金)、17日(土)、18日(日)、お盆先行公開。