「スター・トレック」来日イベント最後の会場はまるで宇宙空間！ 超リアルな“地球”に一同大コーフン

新作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の来日イベントが8月14日、日本科学未来館とのコラボレーションイベントが開催され、来日中のJ.J.エイブラムス監督、ザッカリー・クイント、アリス・イヴ、そしてプロデューサーのブライアン・バーグが出席。スペシャルゲストとして、日本科学未来館館長で宇宙飛行士の毛利衛氏も登場した。

日本科学未来館のシンボルで有機ELパネルを使用した世界初の地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」を背景にした会場はまるで本物の宇宙空間。来日ゲストは「ジオ・コスモス」を囲む螺旋回廊に作られた“ギャラクシーカーペット”を歩いて登場。会場に集まった大勢のファンに対し、1時間以上かけてサインや写真撮影に応じていた。

プロジェクションマッピングによって壁に映し出された宇宙の映像に会場は大盛り上がり。「熱い歓迎ありがとう!このような素晴らしい会場に来られてすごくうれしい」とエイブラムス監督も大喜びしていた。

本作のプロモーションツアーもここ東京が最終地となる一行だが、エイブラムス監督は「大好きな地で最後を迎えることができて嬉しい。でも切なくもある」と心境を明かした。13日に行われた舞台挨拶の際に続編について言及していたブライアンだが、今回のイベントでも続編について話してくれた。ブライアンが「2014年に撮影に入って、公開は2015年か2016年を目標に続編を計画している」と話すと、ファンから歓声が上がった。

初来日となったアリス・イヴは「日本は、私の故郷イギリスととても似ていると思いました。食事も世界で一番おいしいと思います。この後少し日本に滞在するので、観光をして楽しみたい」と初めての日本を大いにエンジョイしているようだった。



スポック役のザッカリー・クイントは「スター・トレック」シリーズでおなじみの「長寿と繁栄」を日本語で披露。最初はうまく発音できなかったザッカリーだが、通訳の助けを借りて2度目は大成功。「がんばったんだよ!」とお茶目に語るザッカリーに会場からは大きな歓声が沸き起こっていた。

エイブラムス監督は「本作で一番大事なのは“ハート”。その点を楽しんでほしい」と映像だけでなく、心情に訴えかける作品となっていることをアピールした。宇宙飛行士で日本科学未来館の館長である毛利氏も本作を大絶賛しており、「J.J.監督は、本作の中で心の問題を大切に扱っている。これは未来館が目指す想いとぴったり合う」と作品に共感を示した。

最後には、毛利氏の指導を受けながら、エイブラムス監督が「ジオ・コスモス」を操作。「ジオ・コスモス」に映された金星や月を自由自在にコントローラーで動かしていた。これを見ていた他のメンバーも、「ジオ・コスモス」に興味津々。監督がコントローラーから手を離したとたん、コントローラーをいじりはじめ、まるで子供のようにディスプレイに映る宇宙を楽しんでいた。

今回のイベントでは、毛利氏は地球儀を、エイブラムス監督からはバッドロボット社のポスターを互いにプレゼント。また、毛利氏からはさらに驚きのプレゼントが!毛利氏が宇宙へ行った際の本物の宇宙飛行士のワッペンをエイブラムス監督にプレゼントした。「本当にすばらしいです!」と監督も感動した様子で、サプライズプレゼントを喜んでいた。

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」は8月16日(金)、17日(土)、18日(日)、お盆先行公開、8月23日より全国公開。