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FOXCRIME 『デクスター ~警察官は殺人鬼』

2007年6月14日
正義の味方は連続殺人犯?!
ゴールデン・グローブ賞候補になった大人気サスペンスが、いよいよ日本に上陸!!


放送時間:毎週水曜日22時~ (8月8日22時にスタート)  【字幕】

出演:マイケル・C・ホール (「シックス・フィート・アンダー」)、ジェニファー・カーペンター(「エミリー・ローズ」)、ジェームズ・レマー

製作総指揮:ジョン・ゴールドウィン、サラ・コレトン、クライド・フィリップス
第1シーズン:全12話 (米では2006年12月から放送開始。第2シーズンは2007年9月開始予定)

マイアミ警察殺人課の血痕分析官デクスター(DEXTER)には誰にも言えない趣味があった。それは、一風変わった殺人を繰り返し、殺した相手の血のコレクションをすること。警察が職場というのは、彼の趣味を充実させ、また、それが明るみに出ないようにするのに絶好の環境。しかし、殺人と言っても、デクスターが標的にするのは、法律の網の目をすり抜けて殺人を繰り返す凶悪犯たち。 つまり、「殺されて当然の人間」だ。では、「殺されて当然の人間」とは? また、「一風変わった殺害方法」とは……?

イントロダクション
2006年の放送開始以来、斬新でユニークな切り口ゆえに注目を集めている大人気サスペンス・ドラマ。マイアミを舞台に、昼間は凶悪事件の捜査官、夜は殺人鬼となる主人公デクスターの二重生活をコミカルに描く。原作は、ベストセラー小説「デクスター 幼き者への挽歌」。元来の刑事モノとは対称的に、ストーリーが殺人者の視点から語られていく。デクスターが殺しの標的として選ぶのは、法の裁きを逃れる凶悪犯のみ。弱者にとっては限りなく優しく、無害な男なのだ。究極の正義とも取れるこの行為は観る者の道徳観念を激しく揺さぶる!!

主人公デクスターを演じるのは、「シックス・フィート・アンダー」の弟デヴィッド役でおなじみのマイケル・C・ホール。本作の好演で2006年度ゴールデン・グローブ賞、そして全米映画俳優協会賞のドラマ部門主演男優賞の候補となった。脇を固めるのは、ジェニファー・カーペンター(「エミリー・ローズ」)、ジェームズ・レマー(「セックス・アンド・ザ・シティ」)、ジュリー・ベンツ(「ロズウェル 星の恋人たち」)と、いずれも個性派俳優ぞろい。

ストーリー
「デクスター(DEXTER)」は、フロリダ出身の作家ジェフ・リンジーの小説「デクスター 幼き者への挽歌 (原題:Darkly Dreaming Dexter)」が原作。4歳で孤児となり、警察官の家に養子となったデクスター。そこで彼は、今の自分を形成する運命的な出会いを果たす。育ての父親ハリーは、動物を殺す幼い息子の内なる殺害願望を認め、その矛先を法では裁けない凶悪犯たちに向けさせることで、彼が悪の道に進まないよう導いたのだ。成長し、警官となったデクスター。殺人鬼を殺し、記念に血のサンプルを集めるといったサイコぶりは健在だが、昼間の彼は職場での人望も厚く、子供にも好かれる立派な紳士。愛すべき人間だ。これは、社会に適合するため、実際には感じない心の痛みなどの感情を表現し、思いやりに富んだ社会的責任のある人間と思われるよう振る舞ってきた努力の賜物。

そんなデクスターが“芸術家”と賞賛し、その影を追い求めるのは、“冷凍庫キラー”と呼ばれる連続殺人犯。本来ならデクスターの標的となってもおかしくない凶悪犯だが、証拠を残さない見事な犯罪手腕に、同じ殺人鬼であるデクスターはすっかり魅了され……。

殺人鬼の心の奥底にいざない、善悪を判断するうえで論点となる倫理に問題提起するデクスター。一度観たら、彼の生き方にすっかり魅了されるハズだ!!

注目
正義か悪か?

優秀な捜査官と連続殺人犯という二つの顔を持つ主人公。育ての親ハリーの掟に従って彼が“処刑”するのは、再犯の恐れがあり、法では裁くことのできない凶悪犯のみ。人の命を奪うことには変わりないが、同時に、市民を守るための正義の行為とも取れる。デクスターはヒーローか? それとも憎むべき怪物なのか? 殺人犯は死に値するのか? 法と道徳の矛盾について問いかける!!

殺人犯の視点から描く犯罪ドラマ
大半の刑事ドラマが警官の視点から描いているのに対し、このドラマは、警官でありながら殺人者でもある主人公の視点から犯罪を分析、描写している。殺人の衝動を抑えられないが、標的は悪者のみ。普段はすこぶる真面目で完璧な紳士デクスターは、善良な市民ならまったく恐れる必要のない相手だ。新しいタイプのシリアル・キラーを描き、「連続殺人鬼」という言葉に新たなイメージを加えた作品。

スタイリッシュ・キラー
子供の頃、義父ハリーから、「写真を撮るときは笑うものだ」と教わったデクスター。人並みの感情というものを持たない彼は、この日から社会に適合するための演技を始める。同僚の葬儀では、表情を隠すためのサングラスや日傘といった小道具まで揃えて悲しむフリ、本当は女性に性的関心はないが、興味のあるフリ、子供の涙にめっぽう弱いフリ……芸の細かさは表彰ものだ。そんな彼の本音は、視聴者だけに語られるのだが、これが思わずニヤリとさせられてしまう語り口。血なまぐさい従来の猟奇殺人ものと違い、本作では殺人鬼をスタイリッシュに、そしてコメディータッチに描いている。


(情報提供:サスペンスシアター FOXCRIME)
 
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