レオナルド・ディカプリオ、映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」ジャパンプレミアに登場！「リスキーな映画を完成できて満足」

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』PRのために来日中のレオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーティン・スコセッシ監督が28日、東京都内でジャパンプレミアを行った。

本作の熱演で第71回ゴールデングローブ賞男優賞(コメディ・ミュージカル)を受賞し、第86回アカデミー賞でも主演男優賞にノミネートされているディカプリオは「僕はこの作品の製作に7年もかけた。だからアカデミー賞が認めてくれただけで大満足だね。ハリウッドでこの映画を作ることはとてもリスキーだったからこそ、完成できたこと自体で作品賞をもらった気分でいるよ」と嬉しそう。

主演のほかプロデュースも兼ねており「映画全体に狂気が満ちているし、キャラクター全員がお下劣で猥雑だ。その様子をできるだけ忠実に描きたかった。とてもユニークなスタイルの作品になっているはず」とそのテーマを熱弁。さらに「人間の闇の部分にスポットを当てていて、警鐘の物語でもある。コメディである一方で、とてもとてもシリアスなんだ」と作品を解説していた。



同作は、ジョーダン・ベルフォートによる回想録「ウォール街狂乱日記 『狼』と呼ばれた私のヤバすぎる人生」を5度目のタッグとなるディカプリオとスコセッシ監督が映画化。ウォール街で貯金ゼロから年収46億円を稼ぎ出した破天荒なベルフォート(ディカプリオ)の栄光と転落をコメディタッチで描く。今年3月に発表される第86回アカデミー賞では、作品賞を含む主要5部門にノミネートされた。

10か月ぶり9度目の来日となったディカプリオは、舞台挨拶に登場するなり自身のiPhone片手に会場の様子をおちゃめにムービー撮影。質疑応答の時間になり、司会者からスチールカメラマンたちへ「ここからは撮影をいったんお休みください」とのアナウンスが入ると、ディカプリオは「ごめんなさい。僕も撮っていたね」と慌てたようにiPhoneをポケットに隠していた。その姿を見ていたスコセッシ監督はすかさず「君はカメラを動かし過ぎだ。もっとちゃんと撮りなさい」とカメラワークを指南。そんなレクチャーが効いたのか、フォトセッション時にもディカプリオは動画を撮影し続け、舞台を立ち去るまで片時もiPhoneを手放さなかった。

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は1月31日全国公開。